ダイバーシティ経営

慶應議連2日目の視察先は、①富士山世界遺産センター、②エフビズ(富士市産業支援センター)、③ジヤトコ株式会社の3ヵ所。

①は副館長から現況を聞きました。昨年12月の開館から5/6までに21万1746人の来館があったとのこと。日当たり1776人ということで順調な滑り出しといえます。当日もバスが数台来ていたので外国人の利用状況を聞きましたが、最近アンケートを取り始めたとのことでまだ来館者の分析はできていません。観光は静岡県にとって重要な産業。先手を打って速やかに対応していく必要があります。

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②は小出センター長から熱いお話をうかがいました。全国に広がるBizモデル、これまでは自治体中心の展開でしたが、最近は商工会議所も導入し始めたようです。

既存の公的産業支援機関とは一味違うエフビズの取り組み、参加者はそれぞれの自治体に持ち帰って、産業支援の仕組みを見直してくれると思います。

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③は同僚の櫻町ひろき議員に協力していただき、議連としてはじめて民間企業を見学させていただきました。初めてものづくりの現場を見た参加者からは、現場の取り組みについて目からウロコだったと思います。

私の視点はもうひとつ、タイトルの「ダイバーシティマネジメント」。ご無理申し上げお話ししていただきました。

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ジヤトコさんは静岡県内企業として初めて厚生労働省から「プラチナくるみん」認定を受けたほか、経済産業省が表彰する「平成27年度 新・ダイバーシティ経営企業100選」に選定されています。

女性活躍推進活動を展開し、現場にダイバーシティラインを取り入れるなど、女性目線で改善に取り組んでいます。そのせいか切削工程でのオイルミストは全くと言ってよいほど気になりませんでしたし、職場がキレイでした。「Girls Break Room」という女性専用の休憩所もありました。

また女性だけでなく、海外拠点からの出向者を受け入れていることから、言葉の問題を解決するために、作業標準書など、文字から画像さらに動画へと変えてきたとのこと。

またラインサイドの工程作業メンバーの紹介ボードもアルファベット表記で、写真も各人のキャラクターがわかるようなものになっていました。

象徴的だったのは「2匹目のカマス」というお話。ダイバーシティマネジメントはまさにそういうことだと思います。(「2匹目のカマス」についてはネットで検索してください)

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