新しい酒は新しい革袋に

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平成最後の元旦、遠州灘海岸からは雲一つない素晴らしい初日の出を拝むことができました。今年1年のみなさまのご健勝ご多幸をお祈り申し上げます。

2018年の漢字は「災」でした。

6月の大阪府北部地震、7月に岡山県や広島県に大きな被害をもたらした豪雨災害、酷暑の夏、9月には台風21号、北海道胆振東部地震、さらに記憶に新しい台風24号など、確かに自然災害の多かった年でした。

防災は「自助・共助・公助」が大切と言われて久しいですが、秋の大停電ではあらためて日頃の備えの大切さを痛感いたしました。

2019年は「災い転じて福と為す」、そんな年にしたいものです。

さて今年5月、元号が改まります。新たな時代の幕開けです。

平成が始まったバブル真っ只中の30年前、右肩上がりの成長を信じて疑わなかった人が多かったのではないでしょうか。私自身、現在のような経済・財政状況、人口減少、少子高齢化などここまで深刻になるとは思ってもいませんでした。

一方、近年のICTやAIなどの技術革新はめざましいものがあります。

当時営業マンだった私の必携品はポケットベルで、“移動電話”を持っていた販売店のオヤジさんをうらやましく思ったものでした・・・。

ことほど左様に、30年先を見据えて政策を考えるというのは難しいことかもしれません。しかし右肩上がりの経済成長や人口増が望めない今、それをやっていかないと、将来世代に大きな禍根を残すことになります。

バックキャスティングの発想が必要です。

「新しい酒は新しい革袋に盛れ」と言います。

時代の大きな変化の中、私たちはアンテナを高く伸ばして国内外の情報を収集し、これまでやってきたことを大胆に見直し、未来志向で社会システムを変えていかないといけません。

若いみなさんにより良い静岡県を引き継いでいくために、そしてこどもや孫の世代のために、これからも全力で取り組んでまいります。

本年もご指導ご鞭撻、さらにご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

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写真下は佐鳴湖で行われた元旦恒例の入野地区自主防災隊消火部出初式。佐鳴湖にかかる霓がキレイです。

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