文教警察委員会視察(その2)

文教警察委員会2-3日目は沖縄県へ。これだけの移動距離の委員会視察は珍しいですが、正副委員長のユニークなセッティングで、面白い視察ができました。

2日目は「沖縄県立総合教育センター」と「沖縄県教育委員会事務局」を訪問。

「総合教育センター」では専用棟の「IT教育センター」で教師向けのICT研修や、児童向けプログラミング教育をうかがいました。

静岡県で言えば「総合教育センター あすなろ」の中にIT専用研修棟があり、ICT研修の各種プログラムがあるという感じです。残念ですが静岡県にはありません。委員会でも何度か取り上げましたが、大きな課題です。

「教育委員会事務局」では、高校の専門教育課程での特徴ある実学教育のお話を聞きました。やはり「観光」ですね。高校生自ら国内外の観光客を案内するなどユニークな取り組みをしていました。

3日目は「沖縄県立図書館」を視察。ここは2018年12月にオープンした県立図書館です。

官民連携の再開発事業により那覇バスセンターがあった場所に造られた複合施設でモノレール旭橋駅に直結しています。言うまでもなく「県立中央図書館」の移転整備の参考として見に来ました。

再開発ビルの3階から6階に位置し、床面接は約1万3千平米。再開発ビルにはバスターミナルのほか観光協会やスーパー(100均?)オフィスなどがあり、本来であれば県が構想していた「文化力の拠点」の施設イメージに近かったのかなと思います。オープン1年間で、旧図書館に比べ約2倍の70万人以上の利用者があったとのこと。

県立図書館の役割について、私自身、固定概念をもっていましたが、最近はずいぶん変わっているんですね。「新しい知的空間」のイメージが少し湧いてきました。やはり先進事例はしっかり見ないといけませんね。今後の議論の参考になりました。