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【創ろう!元気な浜松】 平成19年10月1日
浜松市議会議員 田口 章 メールマガジン
<第6号>
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☆浜松市議会議員 田口 章 メールマガジン☆ のご案内
【これは無料のメールマガジンです】
みなさん、こんにちは!浜松市議会議員の 田口 章 です。
“クールビズ”シーズンも終わり、今日から“ネクタイ族”という人も多いのではないでしょうか。
さて、浜松市議会は9月定例会が終了しました。
私にとっては「一般質問」が大きなテーマでしたが、それ以外にもさまざまな話題がありました
ので、今月号は、私の「一般質問」以外のトピックスについてご報告します。
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このメールは、これまでにいただいた名刺に書かれていたメルアドあてに送らせていただいて
います。少なくとも毎月1回程度、このメールマガジンで活動報告をしていきたいと考えてい
ます。
まだまだ十分な内容ではありませんが、今後、ご意見をいただきながら、より良いものを
創っていきたいと思っていますので、お気づきの点などがありましたら、お気軽にお知らせくだ
さい。よろしくお願いいたします。
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◎目次
1.9月定例会報告
(1)各議員の質問の傾向
(2)9月補正予算のトピックス
(3)「契約締結」について感じたこと
2.市政トピックス
“市場公募債”
3.最近のブログから
9/24「秋風」
4.活動日程
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1.9月定例会報告
(1)各議員の質問の傾向
9月議会では「代表質問」「一般質問」合わせて14人が質問しました。
十人十色と言いま
すが、質問項目は非常に多岐にわたっています。おおざっぱに区分しても20以上の項目が出
されました。今回の主な特徴は下記のとおりです。
(質問者の人数は私の主観です。厳密なものではありませんのでご了承ください)
○市民協働(質問者3人)
これからは「放っていても、誰かが何かをやってくれる」と思っていては大間違いです。
自分でできることは自分でやる(自助)、自分だけでできないことは互いに助け合う(共助)、
これを市民一人ひとりが自覚した上で、それでもできないことを行政が行う(公助)。
この「市民協働」の考え方が大切になってきます。
今回、市長が「市民協働」をどのように進めていこうとするのか、についての質問が3人から
出されました。
私も後援会リーフレットで訴えてきたことですが、時間の関係もあり、今回は外しました。
○こども第一主義(同5人)
市長の「こども第一主義」に関する基本的な考え方、「マニフェスト工程表」に示された
具体的な施策に関する質問が多く出されました。
私はあえて「マニフェスト」に記載のない項目(放課後児童会・父親の子育て参加)を
質問しました。
○企業立地・誘致(同3人)
私を含む3人が質問しました。喫緊の課題ということは、すでに共有化できていると思います。
後述の「補正予算」をみてもわかるとおり、用地確保や規制緩和を最大の課題として進め
ています。引き続き、重点テーマ・緊急テーマの一つとして取り組んでいきます。
○農業政策(3人)・林業政策(1人)
浜松市の農業産出額は全国で5番目。“モノづくり”のイメージが強いですが、農業も大切
な産業です。また、森林が市域の68%を占める浜松市は、林業を産業として育成していか
ないと、逆に、維持管理が大きな負担になってしまいます。
得意分野ではありませんが、環境経済委員会の所管事項でもありますので、今後、勉強
していきたいと思います。
○市組織のあり方(3人)
区役所ができて半年。窓口も当初に比べれば落ち着いてきましたが、行革の視点も含め、
「本庁−区役所−地域自治センター−市民サービスセンター」のあり方についての質問が、
3人から出されました。
市民サービスの向上を目指して、業務分掌や人員配置など、引き続き、あるべき姿を
検討していくことになります。
この他にも多くの項目についての議論がありましたが、とてもお伝えしきれません。
しばらくすれば、浜松市議会HPに議事録がアップされますので、ご覧いただければと思います。
○浜松市議会のHPはこちら
○市長マニフェスト工程表はこちら
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(2)9月補正予算のトピックス
マニフェスト工程表の作成や補正予算を見ると「康友カラー」が徐々に出てきたと思います。
補正予算の中から、「康友カラー」の強い項目などについてご報告します。
○市税滞納削減策
6月に「市税滞納削減アクションプラン」を策定しましたが、これに伴い、「民間委託の拡大」、
「派遣職員の追加」、来年度から実施予定の「コンビニ収納」の準備に向けたシステム改修
を行うことになりました。(軽自動車税については既に「コンビニ収納」導入済み)
「市税滞納削減アクションプラン」はこちら
○企業立地・誘致関連
農業経営高校跡地(都田町)の利用に関する調査費用(1800万円)や、企業誘致対
策農用地調査事業(500万円)を計上し、課題に対しスピーディな対応を図っています。
○公共建築物緊急耐震化推進事業
学校の100%耐震化について、これまでの計画では「平成27年度」までとなっていましたが、
市長は、前倒しして「平成25年度」までの実現を指示。
平成20年度に補強計画を立てる予定だった7校について、3600万円の補正予算を組み、
今年度中に計画を立てることにしました。
○科学・理数教育の推進
マニフェストでも「科学・理数教育の推進」を掲げていましたが、早速、10月から理科支援
員の配置や、大学・企業の研究者の小学校への派遣を実施します。
○災害復旧費の追加(これは「康友カラー」とは関係ありません)
7月の台風4号により、天竜区を中心に、国道152号線や、林道、農地などに甚大な被害
が生じました。その復旧費用として12億6600万円の補正予算を組みました。
国県からも支援はもらえますが、4億5800万円の地方債(借金)を発行することとなりました。
広大な面積と山林を持つ浜松市には、こうしたリスクもあることを忘れてはいけません。
家計でも「不意の出費」に困ることがあるわけですが、そのためにも不断の行財政改革が
必要です。
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(3)「契約締結」について感じたこと
9月議会では4件の「契約締結」について承認しました。
これまでもお伝えしてきた「平和破砕処理センター復旧工事」に加え、「遠鉄高架工事」、
「消防ポンプ車購入」「救助工作車購入」です。
ブログでも書きましたが、そのうち「平和破砕処理センター」の落札率は99.06%でした。
また「救助工作車」の落札率は99.96%だったそうです(他議員からきいた数字。未確認
のためご留意ください)
もちろん発注する前に予算を組むのですが、その時にしっかりと積算していれば、ほぼ予算
どおりの落札率になっても、不思議ではないのかもしれません。
しかし、腑に落ちないところがあるな〜と感じるのは、私だけではないでしょう。
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ある議員が、代表質問の中で「調達部門に民間の経験者を登用してはどうか?」と提言
していましたが、私たちの納めた税金をムダなく使えるような仕組みや、チェックがまだまだ必要
です。
今回、私は3点感じることがありました。
「業界の競争原理」、「市の積算ノウハウ」、「VA・VEの視点」、この3点が無いということ。
すなわち「3ナイ」です。
かつて「3ナイ運動」というのがありましたが、今回の「3ナイ」は何とか身につけていくことができ
ないものか、と思いました。
「業界」の問題は、なかなかこちらからアクションを起こすのは、困難かもしれませんが、
「ノウハウ」は、他の自治体や、民間でも同種のモノを持っているところを参考にするなど、
「ヨコ」を見ればまだまだ改善の余地がある気がします。
また「VA・VE」は、民間では当たり前ですが、こうしたことは行われていないような気がします。
民間の手法で行財政改革を進めることで、まだまだ、やれる事はあると思います。
みなさんのお知恵を、ぜひ、私に貸してください。
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2.市政トピックス “市場公募債”
浜松市は11月に“市場公募債”を発行します。
市場公募債は「県」と「政令市」が発行できる地方債で、政令市になったからこそ可能になった
資金調達手段です。
これまで地方債は、政府資金などに頼るしかなかったわけですが、資金調達の手法が増え、
かつ、低金利で調達できる可能性が高くなったわけです。
とりわけ今回、浜松市は“依頼格付け”ではありますが、高い評価を得ることができ、
これまで以上に低利で資金調達できる可能性ができましたので、財政的にも改善効果が
出てくると思われます。
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今回、「ムーディーズ・インベスターズ・サービス」という、民間の格付け会社から得た評価は、
「Aa2(ダブルエーツー)」で、21ランク中、上から3番目です。
この根拠について、ムーディズは次のように評価しています(抜粋)。
「浜松市の全会計債務残高は、国際的に比較すると大きいが、日本国内においての
比較では、様々な指標から見て、その債務負担度は小さい。2005年の12市町村
合併後、合併等に伴う歳出増の抑制に努める様々な計画を立て、さらに外郭団体
の改革や、財政情報の透明性をより高めるために多数の試みをしている。
これらにより、財政の健全化を維持し、継続的に債務を削減している。
今年、新しい市長によって、再度、民間有識者による『浜松市行財政改革推進審
議会』が設置され、行財政改革に、より積極的に取り組もうとしている」
なんだか嬉しくなるような評価ですが、ここで緩めてはいけませんね。これからも公債管理を
しっかりとチェックしていこうと思います。
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ところでみなさんは、日常生活の中で、どんなときに借金をしますか?普段の生活では、
もし、現金で払うことができれば、金利を払ってまで借金することは、まず、ありませんよね。
しかし地方自治体では、「造った時の人だけでなく、造った後に利用する人も負担すべき」
という“後年度負担(=借金)”の考え方が当たり前になっています。
(わからないではないですが、私は不思議な気がします)
そこで借金が増えるわけです(現在、浜松市民一人当たりの借金は約70万円です!)。
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さて、今回の“市場公募債”は、私たち市民が直接買うことはできません。
自分たちの街づくりのおカネですから、市民が買える地方債があってもよいと思いませんか?
実はそういう制度もあるんです。これを“住民参加型地方公募債”といいます。
浜松市でも平成18年1月に“浜松やらまいか債”を発行し、科学館のプラネタリウムの更新を
おこなっています。
同じ借金でも、市民のモチベーションを高める資金調達手法もあるのです。
市民みんなが、「元気な浜松を創っていこう」という気持ちになるような仕組みづくりも必要
なのではないでしょうか。
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3.最近のブログから・・・
○9/24「秋風」
・・・(前略)・・・
16年ぶりに「青崩峠」に行きました。
天竜スーパー林道から水窪へ、標高1000mの稜線は、ススキの穂が揺れる中、
気持ちよい秋風に包まれていました。
最も涼しいところでは18℃ほどと、Tシャツではちょっと肌寒いくらいでした。
暑い暑いと思っていても、秋はそこまで来ていますね・・・。
「峠」へ向かう途中に「足神神社」という神社があります。
この夏〜秋、私と2人の小僧は、3人とも足のケガに泣かされました。
特に下の小僧は、やっと治ったばかりなのですが、最後の公式戦(NTT杯)が始まった
ところでしたので、3人そろって健脚を祈願しました。
さて「青崩峠」ですが、さすがに16年の歳月は恐ろしいものですね。
まったく雰囲気が変わっていました。
これは16年前の6月に撮った写真です。
・・・この続きは、ブログでお楽しみください!
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4.活動日程
○9月の主な活動
01(土) アツミテック労組大会
ユタカ技研労組大会
秋まつり(磐田工場・大須賀工場)
スズキ労組営業ブロック委員研修会
03(月) 質問通告日
05(火) 本会議
環境経済委員会
08(土) 入野中「火伏の丘楽市」
入野地区自治会長会議
入野地区夏まつり反省会
09(日) 川や水をきれいにする会
入野地区社会福祉協議会講演会
スズキ労組支部委員研修会
10(月) 定年退職者説明会
知的クラスター創成事業記念式典
11(火) 全員協議会
本会議
12(水) 本会議
13(木) 本会議
リズム労組職場委員会
14(金) 本会議
15(土) 舞阪えんばい朝市
サンバフェスティバル
16(日) スズキ労連大会
17(月) 入野地区敬老会
19(水) 環境経済委員会
22(土) 教組教育課題学習会
23(日) スズキ労組大会
25(火) 浜松市長を囲む会
27(木) 入野中運動会
28(金) 全員協議会
本会議
29(土) ソミック石川労組大会
全たばこ労組大会
秋まつり(湖西工場・相良工場)
30(日) 入野地区社協防災ボランティアコーディネーター訓練
入野地区戦没者慰霊祭
秋まつり(高塚工場)
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○10月の主な予定
02(火) 環境経済委員会視察(倉敷市)
03(水) 〃(高知市)
04(木) 〃(松山市)
06(土) 秋まつり(豊川工場)
入野地区自治会長会議
07(日) 入子連 球技大会
オールスズキ ハゼつり大会
09(火) 市民クラブ市長申し入れ
10(水) 活動報告(彦尾老人クラブ)
11(木) 都市計画審議会
13(土) スズキ販売労組大会
入野地区秋まつり
14(日) 浜松労福協まつり
入野地区秋まつり
15(月) 活動報告(ヤマハマリン労組)
18(木) 新人議員研修会
21(日) スズキ部品富山労組大会
23(水) 入野中育児未来体験
26(金) 小楠金属・熱処理労組大会
27(土) スズキ精密工業労組大会
遠州精工労組大会
28(日) 入野地区町民体育祭
スズキ労連加盟労組大会(数カ所)
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【編集後記】
9月末の週末は急に冷え込みましたね。風邪をひいたなんて方いらっしゃいませんか?
10月は秋まつりのシーズン。近所の公民館では、子どもたちが笛や太鼓の練習中。
こうした地域のつながりも浜松の良さですね。私も仲間といっしょに楽しみたいと思います。
次回の浜松市議会定例会は11月となります。とりあえず一息つけたので、今月は、宿題の
積み残しや活動報告、新たな勉強などを中心に活動する予定です。
腰を落ち着けて「読書の秋」もイイかなぁ・・・。みなさんの秋は、どんな「秋」ですか?
(章)
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