浜松市議会議員田口 章 メールマガジン <第10号>
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寒い日が続きますね。みなさん、風邪などひいていませんか?
寒い中ですが国政ではホットな議論が続いています。浜松も、まもなく2月定例会が
スタートします。来年度予算審議が主なテーマですが、予算審議は、言い換えれば
市政全般の議論をするということですので、心してかからねばと思っています。
こちらもホットな情報を提供していきたいと思いますのでよろしくお願いします。
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☆浜松市議会議員 田口 章 メールマガジン☆ のご案内
【これは無料のメールマガジンです】
このメールはこれまでにいただいた名刺などに書かれていたメルアド宛に送らせていただ
いています。毎月1回、このメールマガジンで活動報告をしていきたいと考えています。
みなさんからご意見をいただきながら、より良いものを創っていきたいと思っていますので、
お気づきの点などがありましたら、お気軽にお知らせください。よろしくお願いいたします。
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◎目次
1.市政トピックス・・・市債225億円 繰り上げ償還へ(?)
2.国政課題への意見
「道路特定財源と暫定税率」について
3.市民クラブ視察報告
(1)島根県安来市 「こっころカード」 −子育て応援施策について−
(2)島根県大田市 「石見銀山協働会議」
−世界遺産を活かした、市民協働によるまちづくり−
4.最近のブログから ○1/17「立志式」
5.活動日程
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1.市政トピックス・・・市債225億円 繰り上げ償還へ(?)
1月末の新聞報道に標記の見出しが躍っていました。みなさんはご覧になりましたか?
議会にはまだ正式な提案はないので、真偽の程はわかりませんが、おそらく2月20日に
始まる2月議会に「今年度補正予算案」「平成20年度予算案」などのカタチで提案が
あるのだろうと思います。記事には市長のコメントもついていましたので、具体性は高い
のかな・・・と考えます。
私も9月議会で「行財政改革の一環として、金利の高い借金を早く返済すべきだ」
と質問させていただきましたので、早速の対応を評価したいと思います。
新聞報道によると・・・、「2007年度(今年度)からの3年間で、国からの借金225億
円を繰り上げ返済する方針を固めた」「年利5%以上の市債を対象に97億円を完済
し、残りを低利率のものに借り換え」「46億円の利子負担を削減」ということのようです。
浜松の取り組みが目新しいものかというと、特別なものではありません。最近の新聞
報道によると、同じ政令市の堺市でも12月議会で補正予算を組み、3年間で315億
円を繰り上げ償還、約63億円の財政効果を見込んでいます。
財務体質の強化は、今どの自治体も最優先で取り組まねばならない課題なのです。
まず借金を減らして、今後、少子高齢化に対応した施策に積極的に投資していく・・・。
「こども第一主義」を始めとする浜松市の今後の取り組みに、ぜひ注目いただきたいと
思います。
☆田口の9月議会の質問はこちら(PDFファイルです)
http://saw.gogo.tc/pdf/19_9_2.pdf
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2.国政課題への意見 「道路特定財源と暫定税率」について
国会では「道路特定財源と暫定税率」をめぐって与野党のアツい論戦が続いています。
最近「田口の考えはどうか?」と時々聞かれますので、私の考え方をお伝えします。
まず「暫定税率」のことを知りたい方は、日本自動車工業会のHPをご覧いただきたいと
思います。
☆自工会のHPはこちら
・まず、新たな道路整備についてですが、ムダな道路はもちろんつくるべきではありませんが、
浜松市をはじめ、地方にはまだまだ必要な道路があります。
現在、最低限必要な道路整備をするためには、少なくとも“本則税率”分は必要です。
・“暫定税率”は見直すべきだと思います。
“暫定”期間が34年間も続いているのは、常識的におかしなことです。これまで、本来の
“本則税率”の議論が、しっかりなされていなかったのではないでしょうか。
道路特定財源が、現在、道路整備以外に使われていることからも、一般財源化の是
非を含めて、しっかりと議論すべきです。
・とはいえ、今、直ちに暫定税率を廃止するのはいかがなものかと思います。
地方自治体は、来年度予算を審議するばかりであり、この財源がどうなるかわからない
ということでは、地方自治体が責任を持って来年度予算を策定することが困難です。
民主党は、これに代わる税源措置を述べていますが、現時点では政権を取っているわけ
ではありませんので、実現はきわめて難しいと思います。
個人的には1-2年の暫定期間を設け、この間に国民の信を問うべき(=衆議院選挙)
だと思います。
・今回、もっと議論されるべきは「地方分権」です。
国から地方への「補助金」「交付金」のあり方、とりわけ“ヒモつき”と呼ばれる悪しき制度
などを徹底的に情報公開し、国と地方の分権のあり方を見直すべきだと思います。
必要な道路はあります。しかし国の関与のもと必要以上のムダな整備をしている場合も
あります。地方のことは地方に任せた方が、効率良い施策が可能になると思います。
「地方分権」の議論こそ声高にすべきです。
私は、10年間も暫定税率を維持することには反対です。しかし民主党の一部が「政局
にする」と述べていることについては、あまりに無責任だと思いますし、「ガソリン値下げ隊」な
どというパフォーマンスなどしている場合ではないのです。今こそ、地方分権議論をまじめに
やってほしいと思います。
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3.市民クラブ視察報告
所属会派「市民クラブ」では、1月23日〜25日にかけて、島根県各所を視察しました。
その中で印象に残った取り組みをご報告します。
○視察先 1/23 安来市(やすぎし) ・子育て支援センター
1/24 安来市 ・足立美術館
大田市(おおだし) ・産業企画課、石見銀山課
1/25 出雲市(いずもし) ・ジョブステーション出雲
(1)島根県安来市 「こっころカード」 −子育て応援施策について−
島根県では18歳未満の子どもを持つ親と妊婦さんを対象に「しまね子育て応援パスポー
ト事業」を行っています。「こっころカード」と名づけられたこの支援事業には、島根県のHPに
よると1570の店舗が協賛しているようです。また最近では、県を越えて鳥取県との相互協力
体制をつくっています。
さて、みなさんは静岡県にも同種の制度「しずおか子育て優待カード」があるのをご存知で
しょうか。県のHPによると4277店が協賛しています。県内の多くの市町では市役所などの窓
口で配布しています。
浜松市では窓口に加えて、子どもが通う学校・幼稚園・保育園経由でも配布しており、
他市より積極的に配布支援しています。
飲食店や商店の他、金融機関などいろんなお店で優待制度が受けられますよ。みなさん
も一度チェックしてみてくださいね。
☆島根県の「こっころカード」
http://www.pref.shimane.lg.jp/life/syoushika/syoushika/parntenv/coccolo/
☆静岡県の「子育て優待カード」
http://www.pref.shizuoka.jp/kikaku/ki-240/yuutai.html
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(2)島根県大田市 「石見銀山協働会議」
−世界遺産を活かした、市民協働によるまちづくり−
大田市(おおだし)にある「石見銀山(いわみぎんざん)」は、昨年、日本で14番目の世界
遺産として登録されました。(残りの13の世界遺産はわかりますか?)
この世界遺産の整備の中心になっているのが、平成17年に設立された「石見銀山協働
会議」です。「協働会議」は市民170人、行政関係者30人の約200人でスタート。平成18
年に「石見銀山行動計画」を策定し、「保存管理」「情報発信」「調査研究」「受入」「活
用」の5つの分野で市民や地域ボランティア団体の協力を得ながら進めています。
今後、さらに一歩進めて「石見銀山ブランド」として、遺跡や自然、文化などの共生を図
っていくとしていますが、中でも「ヒト」の育成に力を入れていくとしています。
「地域づくりはヒトづくりから」ということですね。
これからのまちづくりは行政や事業体に任せるだけでなく、市民の力を活かすことが不可欠
です。やすとも市長は「市民協働」をキーワードにしていますが、浜松でも「市民協働」がまわ
っていく仕組みづくりが大切ですね。
余談ですが、残念ながら「石見銀山」のメイン地区である「銀山地区」「間歩(坑道)」を
見る時間はありませんでした。昔の町並みを残す「町並み地区」を30分ほど散策しましたが、
落ち着いたイイ雰囲気の田舎町でした。
☆大田市のHP
☆石見銀山のHP
http://www.iwamigin.jp/ohda/minasdeplata/ginzan/
☆石見銀山協働会議のHP
http://www.iwamigin.jp/ohda/kyoudoukaigi/
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4.最近のブログから ○1/17「立志式」
今日、入野中学校で「立志式」が行われました。対象は2年生。武家社会で15歳になった
ときに行われていた「元服」にならったものです。式で配られた資料に吉田松蔭の言がありまし
たので引用します。
「道の精なると精ならざると、業の成ると成らざるとは、志の立つと立たざるとに在るのみ。
故に士たるものは其の志を立てざるべからず。夫れ志の在る所、気も亦従ふ。志気の在る所、
遠くして至るべからざるなく、難くして為すべからざるものなし」
(田口意訳)一生懸命やるかやらないか、仕事(目標)ができるかできないかは、「志」を持っ
ているかどうかだけだ。だから「志」をたてないといけない。「志」があれば、やる気も充実し、遠い
目標も難しい目標も可能になるのだ。
式では12人の生徒が決意表明を行いました・・・(この続きは下記「立志式」をご覧ください)
http://taguchi-hamamatsu.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_8ee8.html
☆田口のブログ<創ろう!元気な浜松>
市政課題や日々感じていることなど、元気に更新中(下記はトップページです)
http://taguchi-hamamatsu.cocolog-nifty.com/blog/
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○1月の主な活動
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○2月の主な予定
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