在宅医療の現状

今月のFM県政報告は山崎議員と交代して第3週にやらせていただきました。

テーマは先月に続き「地域包括ケアシステム」。先月は介護問題についてお話し、今月は在宅医療についてお話しました。難しいテーマですが、パーソナリティの浦田あけ美さんのリクエストにより汗をかきかきお届けしています。

「地域包括ケアシステム」は住み慣れた地域で安心して老後を過ごせる仕組みを作っていこうというものです。これには「医療」「介護」「予防」「生活支援」「住まい」の5つの要素が必要とされています。

医療も、在宅を中心にして、必要に応じて入院するという体制づくりを進めており、重要になってくるのが「在宅医療」です。

在宅での訪問診療の利用者は、県の2020年の受入目標15519人に対し、2018年4月時点で15018人となっています。

一方、訪問診療を実施している診療所や病院の数は、2020年の目標1161施設に対し、2017年時点で986施設と整備が遅れています。「訪問看護ステーション」の整備も道半ばで、24時間体制の訪問看護ステーションは目標の230に対し、2018年で177ヵ所となっています。

4年前、田内議員に同行して、長野県の佐久総合病院を視察しました。この地域では佐久総合病院を拠点に、訪問看護ステーションも充実していました。従事している看護師さんからは自分たちの仕事に誇りを持って働いている様子がうかがえました。

県内の取り組みも加速する必要があります。

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