固定資産税 納付手続きのカイゼン
昨日のカイゼン発表会の好事例を報告します。
(おそらく日本初だと思いますが)新潟市は来年度から希望者に対し「固定資産税・都市計画税の口座振替 毎月納付」の特例措置を導入することにし、平成24年2月定例会で市税条例の改正を行い、準備を進めてきました。
固定資産税と都市計画税は地方税法で、原則、年4期(回)の分割納付となっています。しかし3ヵ月分となると1回の納付金額がそれだけ高くなるため、納税者の負担を考慮し平準化するものです。
納税者のメリットもありますが、行政からすると滞納のリスクを回避することにもなります。さらに「口座振替」にすることにより、他の収納方法に比べて取扱手数料が抑えられるというメリットもあります。
“当たり前”と思っていることでも、ちょっと発想を変えることにより、行政にとっても市民にとってもメリットのある制度にすることができます。
静岡県でも税の収入率アップに向けて、さまざまな取り組みをしていますが、こうした“win-win”の発想が必要ですね。
発表では「まだPRが足りない」と謙虚に述べていましたが、“カイゼン”の真骨頂を見た気がします。