第4次地震被害想定(第二次報告)
第4次地震被害想定(第二次報告)が公表されました。
6月に震度分布や津波浸水域、人的・物的被害を(第一次報告)として公表していましたが、これで全体像が示されたことになります。
同時に「地震津波対策アクションプログラム2013」も、“減災目標”を「想定される犠牲者を今後10年間で、8割減少させることをめざす」と定めました。
今後、県はこの方針に従って、取り組みを進めることになります。
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●想定結果の概要
今朝の新聞には「経済被害 最悪30兆円(静岡新聞)」、「避難者 最大100万人超(中日新聞)」などの見出しが躍り、水道や電気などライフラインの被災状況のほか、鉄道や幹線道路への影響なども記載されていました。
浜松周辺の状況をみると、東海道新幹線の復旧は1週間~1ヵ月、東海道線も1ヵ月以上かかるとされています。
緊急輸送路も3日~1週間とみていますので、食料品などの備蓄は、やはり1週間分ほどあった方が良いでしょう。
ライフライン(上下水道、電力、通信、ガス)、交通施設(緊急輸送路、鉄道、港湾、空港)、生活支障等(避難者、給水、食糧、毛布、医療機能、応急仮設住宅、トイレ、ゴミ、瓦礫)、経済被害などについて詳しくお知りになりたい方は、下記のリンク先をご覧ください(PDF)。
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●詳細は報告書本編を
なお、この概要では「断水率」は、県全体の平均で、1週間後に58%となっていますが、「本編(P25)」を読むと、浜松市南区では81%、西区では77%、中区67%、東区66%と平均より高くなっています。
さらに「本編(P145)」以降に、「避難者」の状況が記載されていますが、津波被害が大きかった場合、浜松市中区、東区、南区、西区では、避難所の収容力不足が懸念されています(P152)。
「本編」はボリュームがありますが引き続きチェックします。ご質問等あればお問い合わせいただければと思います。
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●地震津波対策アクションプログラム
以前からお伝えしていますが、これらは県の“減災目標”設定の指標です。今後、県は10年間かけて「地震津波対策アクションプログラム2013」を実行していきます。
今回、犠牲者の減災目標を下記のとおり8割減少するよう設定しました。
レベル1 想定 約16,000人 → 取り組み後 約3,000人
レベル2 想定 約105,000人→ 取り組み後 約20,000人
アクションプログラム2013は下記をご覧ください。
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●公表資料全体をご覧になりたい方は、下記リンク先から「(第二次報告)関連資料」をご覧ください。