総合計画集中審査
常任委員会で総合計画の集中審査を行いました。
これまでに、10月議会で会派からの意見を出し、12月議会の常任委員会でも質疑を行いましたが、あらためての審査です。
今日の審査を踏まえ、会派間で意見調整し、3/10の常任委員会で、委員会としての意見を付すことになっています。
静岡県議会の総合計画への関与の深さには、少々驚きました。
今日1日だけの審査日程でしたので、委員会の持ち時間はいつもの半分、質疑答弁で合計20分でした。私からの主な質問内容は次のとおりです。
◆企画広報部
Q.「人口減少社会への挑戦」というテーマが喫緊の課題となっている。「少子化対策」はチカラの入れ具合が読み取れるが、「就労環境整備と産業支援」は今ひとつ弱い。社会減、転出増への対策を計画に明示すべきではないか。たとえば、重要テーマの一つとして、雇用創造とマッチング支援を行ってきた、「雇用創造アクションプログラム」「雇用創造県民会議」の継続などを盛り込むではないか。
Q.「エネルギー政策」について、再生可能エネルギーの推進はあるが、まだまだ代替エネルギーにはならない。具体的に民間事業者の石炭火力発電所の話が進む中、化石エネルギーにおける二酸化炭素吸収技術のような次世代技術の誘致や技術支援も考えてはどうか。
また次世代自動車について「FCV普及促進協議会」立ち上げたようだが、月初に北九州を視察したがFCVの普及は相当早く進むと感じた。EVの検証をしっかりやって、FC対応をどうするか、早急に検討必要ではないか。
Q.「情報政策」について、次期4年の間に「マイナンバーの導入」という大変化がある。庁内の対応、市町への支援など必要となると考える。総計への記載がないが必要ないか?
◆文化・観光部
Q.富士山静岡空港の利用者目標85万人について。10月に提出した当会派からの意見で「実現が十分可能な目標を設定すべき」としたが、85万人の絵(プラン)を描いているのか?
私はクルマの営業マンだったが、44万台の実績を85万台に伸ばすのは並大抵ではない。市場開拓、ラインアップの見直しなど、営業、販促企画両面の抜本見直しが必要。さらにその中で、製造コストの削減が求められる。現在、空港整備の投資(製造コストUP)が先行していると感じるが、それでは経営は成り立たない。
Q.観光振興は盛りだくさんだが総花的になりすぎていないか?最近のキーワード「着地型・体験型観光」の記載がなく、代わりに「地域魅力ふれあい型観光」という記載があるが、この意味は何か?
観光事業はトータル事業。「食の都」だと農業、水産業者も巻き込まないとダメ。
プラスワン体験をするには、まちづくり団体とのコラボも必要。
Q.留学生の受入2500人の目標は積極的で評価するが、達成に向け改善すべき点も多い。どう取り組むか?