弱味は危機意識の低さ
東京ビッグサイトで行われている「自治体総合フェア」に行きました(23まで開催)。
最近、重点的に調査している「自治体クラウド」「マイナンバー」や、ICTを使ったさまざまな住民サービスのほか、各地の企業誘致活動などの最新情報を聞いてきました。
ICTを使った健康サービスのブースでは「田口さんですよね。元スズキ社員です」なんて出会いも。世間は狭いですね。
それはともかく…
マイナンバーのセミナーでは千葉市の取り組みを聞きましたが、昨年度から工程表を作って進捗管理しています。
すでにプッシュ型サービスも検討を始めています。
回りの進み具合を担当部門は把握しているのかなぁ…。
県内でどこまで進んでいるのかとても不安になりました。
以前、このブログでも紹介したふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」を運営している「(株)トラストバンク」さんのブースでは、資金調達に悩む地方の自治体の真剣な姿をうかがいました。
県内の町でも、このサイトを活用する動きがあるようです。
ふるさと納税は市町村が中心ですが、県のなかにも積極活用を検討するところが出てきているようです。
小さな自治体は真剣に考えています。静岡県も小さな自治体に学ぶことがありそうです。
企業立地を推進する「日本立地センター」では厳しい指摘をいただきました。
「静岡県は内陸フロンティアを進めている割には土地がありませんね」。
これが一般的な評価ということです。新東名開通というチャンスがあったにもかかわらず、後手後手に回っている現状をまわりはちゃんと見ています。
外からの目線を大切にしないと、自らの姿を見誤ってしまいます。
半日足らずの短い滞在でしたが、有意義なお話をたくさんいただきました。
人口流出もそうですが、自治体間競争はますます厳しくなってきます。
静岡県はこれまで恵まれ過ぎていたのかもしれません。危機意識が足りないと感じました。
なりふりかまわず、イイものはどんどん取り入れていくべきですし、耳の痛い話も襟を正して聞くべきです。