なせばなる

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写真には・・・

「奈世はなる 奈さ年者ならぬ 何事も なら怒盤人乃 なさぬ成気利」

・・・と書いてあります。

今風に書けば「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」となります。

これは上杉鷹山公の有名な言葉です。

鷹山公は江戸時代中期に米沢藩(今の山形県南部)第9代藩主となりました。財政逼迫のおり幾多の藩政改革を進め、財政健全化や殖産興業の礎を築いたと言われています。

アメリカのケネディ大統領から称されたことからもわかるとおり、世界に通じる行財政改革の“祖”のひとりと言ってよいでしょう。

私もかつて本を読みましたが、尊敬する政治家の一人です。

鷹山公は次のような言葉も残しています。

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一.国家は先祖より子孫へ伝え候国家にして 我私すべき物にはこれ無く候

一.人民は国家に属したる人民にして 我私すべき物にはこれ無く候

一.国家人民の為に立たる君にて 君の為に立たる国家人民にはこれ無く候

これは「伝国の辞」といわれるもので、家督相続にあたり、藩主としての心構えを子孫に伝えたものです。

政治家は、今一度、胸に刻むべき言葉です。

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