U・Iターン就職支援
7月8日、静岡県は東京・目黒に「静岡U・Iターン就職サポートセンター」を開設しました。
人口減少対策が喫緊の課題となる中、首都圏の学生にU・Iターンの情報を提供する拠点として設置したものです。
委託先の(株)東海道シグマさんの拠点を活用した事業で、立地環境はJR目黒駅から徒歩3分ほどと文句ナシ。
建物は東急所有のキレイなビルで、スタバの本社も入っていました。
キレイすぎて学生さんにはちょっと敷居が高いかな…とも感じましたが、そこは東海道シグマさんもご承知で、1階ロビーに案内表示が出せないか検討しているとのことでした。
また、あわせて静岡県の情報発信基地としてフロアの活用を検討されているようでした。
就活真っただ中の大学4年生が、毎日、何人か訪れているようです。うまく県内企業へのUターン就職が決まればいいですね。
朝、お願いして急に訪問したのですが、受け入れてくださったご担当者様、ありがとうございました。
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せっかくU・Iターンの研究をするなら、他の自治体の状況も知りたいと思い、ネットで検索して、有楽町駅隣の東京交通会館6階にある「やまなし暮らし支援センター」を飛び込みで視察しました。
事前アポなしの突撃視察でしたが(^^;)、とてもいい勉強をさせていただきました。
ここはNPO法人「ふるさと回帰支援センター」が運営している「ふるさと暮らし情報センター」の中にあり、移住・定住とセットで情報提供しています。
ハローワークの端末も設置してあり、専門の職員が常駐しているとのこと。
さらに県の産業労働部の職員さんが東京事務所と兼務で週3回ほど来ているとのことでした。
学生も使うようですが、移住・定住とセットなので子育て世代の利用が多いとのこと。
移住・定住は定年退職者が多いのかな…と思っていましたが、子育て世代や勤労世代が多いということでした。
NPO法人「ふるさと回帰支援センター」の方からもお話をうかがいました。
静岡県は移住・定住希望者が多いということですが、情報量が少ないとのご指摘をいただきました。
ご対応くださったみなさま、本当にありがとうございました。m(__)m
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今回の県の「U・Iターン支援」は学生向けですが、どうせ首都圏で展開するなら、対象を広げてセットで取り組むことも可能と感じました。
また学生向けのU・Iターンならば、拠点を設置する“PULL”型の情報提供から、大学に直接出向く“PUSH”型のほうがよいのではないかと思いました。
現に山梨県ではいくつかの大学と協定を締結しているとも。静岡県も“待ち”の姿勢(=PULL)よりも、“攻め(=PUSH)”に転じる必要があると感じます。
新潟県も積極的に取り組んでいるとの情報も聞きました。なにはともあれ一歩前進ですが、さらに改善を進め、これからも情報収集して人口減少対策につなげていきます。