浜松市沿岸域の津波避難施設整備

◆質問

浜松市沿岸域では平成29年度を目途に、レベル1を超える津波に対応できる防潮堤整備が進んでいる。しかし津波への対応として、常に“逃げる”ことを忘れてはいけない。

浜松市沿岸域においては、県が都市計画決定した遠州灘海浜公園を活用して、緊急避難場所、救急・救援ヘリポート機能を併せ持つスポーツ施設(野球場)の設置要望が浜松市から出されているが、県の今後の進め方を聞く。

○答弁 野知交通基盤部長

県と浜松市の関係部局による勉強会を先月立ち上げた。

当該地区は津波浸水想定区域であることから、防災施設として必要な機能や規模等を定め、浜松市の地域防災計画へ位置付けるなどの課題整理が必要。

スポーツ施設としては、地形や気象条件との適合性、自然環境への配慮、交通アクセスの確保、関係競技団体との調整、財源の確保などが課題。

浜松市が実施する津波避難対策との整合を図りつつ、勉強会を通して、これらの課題解決に向けて積極的に取り組み、防潮堤整備と連携しながら、地域住民の安全・安心の確保に努めていく。

◆再質問

「積極的に取り組む」との答弁だが、浜松市から県に対して2つに絞って出された重点要望なので、主体性を持って取り組んでほしい。知事も前向きな姿勢を示している。

○再答弁

喫緊の課題であり、対応方針の検討について、浜松市とともに精力的に検討していきたい。