高校生への二輪車の安全運転教育

◆質問

昨年、県内では99人の高校生が、オートバイによる事故でケガをした。

オートバイ通学生には「二輪車グッドマナー講習会」を行い、実技を含めた安全運転教育を行っているが、ケガをした生徒には未受講の生徒もいると思う。

自転車同様、オートバイに乗る可能性のある生徒に対し、交通ルールとマナーを教えるべきではないか。

○答弁 安倍 教育長

警察や自動車学校の協力の下、オートバイによる通学を許可している生徒に対して、運転技術の向上を目的とした実技指導や交通ルールの徹底と運転マナーの向上を目的とした安全指導を実施している。

今後とも関係機関と連携を図り、交通安全担当教員研修の充実や効果的な指導教材の普及に努めるなど、地域や高校生の実態を踏まえたオートバイの安全運転教育を一層充実していく。

◆再質問

今の答弁では、今やっていることの継続としか感じられない。

現実的にオートバイ事故は起きているので、スマホと同じで正しい使い方を教えるのが肝要ではないか。

学校も社会の一員であり、在学中のことだけでなく社会に出た後のことも考えて高校生の安全を考えるべき。

○再答弁

高校生による安全運転についての連絡協議会もあるので、高校生自ら考える機会も大切かと考える。

「三ない運動」については、昭和の時代から県高P連と県教委が支持しているので、今後とも堅持していく方向かと思うが、確かに乗せて指導するという視点もあるので、交通安全教室を実施する中で指導するなど工夫を考えていきたい。

◆要望

自ら希望する子どもへの積極的な安全運転教育を考えてほしい。

「三ない運動」について答弁があったが、「PTAが」とか「学校が」と責任転嫁をするのでなく、互いに議論すべき。

ある県では、「三ない運動を見直し、安全運転教育を実施するのが望ましい」と県警本部長から県教育長あてに、依頼したとも聞いている。

社会全体で真剣に考えていただくことを強く要望する。