聞いちゃえ!しずおかの政治

Fmharo

8/29(土)17時から17時30分、FM Haroに生出演しました。

番組タイトルは「遊佐ちえみの 聞いちゃえ!しずおかの政治」です。

★番組紹介(FM Haroのサイト)

選挙権年齢が18歳に引き下がる一方で、政治への無関心、低投票率が話題になっています。

特に4月の静岡県議会議員選挙では、私を含め“無投票”が9選挙区ありました。

「身近な市政や、マスコミ報道の多い国政に比べ、県政はわかりにくいし、みえにくい」。

そう言われて久しいですが、少しでも県政を身近に感じていただければと考え、会派の若手メンバーで、7月から、毎週土曜日午後5時からFMラジオを使った県政報告をスタートしました。

最年長の私は第5週の担当。第5土曜日が無い月は、他の議員の時に一緒に出る予定です。ぜひお聴きいただき、ご意見や感想をお聞かせいただければと思います。

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パーソナリティの遊佐ちえみさんは22歳の女性。私の子どもと同世代です。

当日のテーマは「行財政改革」。

「難しいかな~」と思いつつも、いかに若い世代に関心を持ってもらえるか、いくつかのネタをお話ししました。

◆南信州 秋キャンペーン → これも行財政改革のひとつ

番組は遠鉄新浜松駅にある「UP-ONスタジオ」。ちょうど、目の前の“ソラモ”では「南信州 秋キャンペーン」を開催中。南信州の14市町村が、地元の物産品や観光地をアピールしていました。

この主催者は「★南信州広域連合」といいます。

静岡県でも、今後、市町が連携して行政を進めようとしているのですが、そのひとつのカタチが「広域連合」です。まずこれを取り上げました。

「観光PRや行政サービスを、近くの市町村が一緒にやっていくのも行財政改革のひとつ」「ちょうど身近なところに、ネタがあったね~」と紹介しました。

◆行財政改革をやる理由 → 人口減少

「人口減少の何が問題だと思う?」と聞いたところ、「働く人が減ることですよね」と、ビンゴ!のお答え。

「働く世代の負担がますます増えちゃうよね」「社会保障制度は国だけど、同じことが県にも言えるんだよ」、と説明。

◆財政健全化の必要性 → 課題① 借金

「まずクイズから。静岡県の借金は約2兆9千億円。1万円札を積み上げるとどのくらいになると思う?」。

「???」

「じゃあヒント。一番近いのは次のどれだ? ①ソラモの天井(約20m)、②アクトタワー(約212m)、③富士山(3776m)、④エベレスト山(8848m)」。

「100万円の札束が約1㎝だから、答は・・・」(ぜひ計算してみてください)

さらに付け加えました。

「人口370万人で割り戻すと1人あたり約78万円。人口が300万人に減ったとき、もし同じ借金だったら、一人あたり負担は96万円に増えちゃうんだよ」。

「しかもまだ借金は増え続けているし…」

Kensai

・・・と、このグラフを見せました(ラジオなのでリスナーには見えませんが・・・^^;)

しかしこのグラフの説明が“通常債は着実に減少”ってのが、何ともお役所コメントですよね。

「増えているのは“臨時財政対策債”で、『国が後年度措置する』ことになっているから」という理由です。国の財政を考えると、私にはとても信じられませんが…。

◆財政健全化が必要 → 課題② インフラ老朽化

「県立高校や県営住宅など、県の施設は、今、年間138億円ほどかけて維持管理や更新しているけど、将来的には188億円ほどかかるとされているよ」

「50億円も足りないんですか?」

「そう、さらに付け加えると・・・インフラって知ってる?」

「道路や橋のことですよね」

「そう。道路や橋、公園、空港や港などのインフラはもっと深刻で、今かけている253億円に対し、500億円必要とされているんだよ」

「倍も必要なんですか・・・!」

◆まとめ

「私たちは何をすればいいんですか?」

「議員がチェックするのが第1だけど、みなさんにも関心を持ってもらいたいな」

「たとえば9/12-13の“★事業レビュー”には大学生も参加しているよ」。

「みなさんのような若い世代が、自分たちのことだと分かってくれるとうれしいな~」。

「田口さんにとって、“行財政改革”とは?」

「みなさんのような若い世代への“プレゼント”だね」

・・・という感じでした。

ちなみに「事業レビュー」はリンク先からインターネット視聴できます。ぜひ、多くの人に関心を持ってもらいたいですね。