県を超えた広域連携
昨日に続き「連携協約」の調査で、広島県福山市に行きました。
福山市を中心としたこの圏域では広島県だけでなく、岡山県の笠岡市と井原市との県を超えた連携が進んでいます。笠岡、井原の両市は、生活圏・医療圏は福山とのつながりが強いということでした。
2市は昨日書いた倉敷市とも連携協約を結んでいます。イイとこ取りしてるのかな…?詳しいことはわかりませんでした。
昨日からの3か所に共通しているのは、従来から何らかの形で行政が連携していたということでした。倉敷市は高梁川流域での60年にわたる連携、日野郡3町は法定協議会、今回の6市2町も2011年に「備後圏域連携協議会」を作り、防災協定や発達障がい支援等を行っていたとのこと。
従来から連携している自治体間ではスムーズに協議が整うってことですね。
連携中枢都市の場合、財政的には一部交付税措置されますが、人の負担が大きいことも課題と感じました。権限移譲の受け皿としてどうか…と思っていましたが、このあたりが“水平連携”の場合の課題になりそうです。
一方、県の垂直補完による連携は、県と市町間や県の本庁と出先機関の役割分担の見直し次第では、人的サポートが可能とも感じました。
いずれにしても過日のブログでも格ましたが、行政は仕事のスクラップを積極的に行うべきです。それにより人を生み出し、今後、必要となってくる仕事に注力するという“行政改革”をやらないといけませんね。
さまざまな連携による市町の最適化に取り組みます。
上の写真は市役所で行っていたマツダ車の展示会。地域を挙げての企業支援ですね。
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山陽新幹線では懐かしの500系が活躍しています。乗り換えの待ち合わせ時間に停車中の車内を見物しました。