静岡県工業技術研究所
先週に続き、2週連続で FM Haro 「遊佐ちえみの 聞いちゃえ!しずおかの政治」に出演しました。
テーマは「静岡県の研究機関」。昨日、「工業技術研究所」を訪問したので取り上げました。
静岡県には「農林」「畜産」「水産」「工業」「環境衛生科学」の5分野の技術研究所があります。
「農林技術研究所」では、昨年、「きらぴ香」というブランドイチゴを開発しました。ちえみちゃんに食べてもらいましたが、「甘~い♪」と感動の様子。
「工業技術研究所」は県民のみなさまに直接に製品を届けるわけではないので、ちょっとわかりにくいかもしれません。
しかし技術相談は年間2万5千件以上、試験依頼は3万5千件以上、利用する事業者は約3000社もあるということです。
「工業技術研究所」は県内に4か所、静岡市、浜松市、富士市、沼津市にあります。
機械や電子技術のように、静岡県のものづくりを支える基盤技術は、すべての研究所で取り扱っていますが、そのほかはそれぞれ特徴があります。
静岡市は生活製品や環境エネルギー、食品。個別の製品技術では、先週の放送で取り上げた「UD」にも積極的に取り組んでいました。
浜松市には、「浜松工業技術支援センター」があり、浜松地域の特徴的な最先端技術である光・レーザー技術の開発研究や実験解析のほか、西部地域の産業基盤である機械や繊維などものづくり産業支援をおこなっています。
このほか、富士市では製紙(紙)、沼津では、日本酒の酵母のほか、バイオテクノロジーの研究をやっています。
私が興味を持ったのは、「コーヒーの搾りかす」から、ハイブリッドカーなどで使われている「キャパシタ」っていう蓄電装置の材料を作ろうという研究。最新のカーエレクトロニクスに「コーヒーの搾りかす」って、取り合わせが面白いと思いました。
地方創生、地域活性化はなんといっても産業競争力をつけ、付加価値を生む必要があります。議会の中で提案し、改善につなげていくのが私たち議員の仕事です。