公民連携による公共施設整備

東京ビッグサイトで行われた「自治体総合フェア」を視察しました。

◆最も興味があった取り組みは「公民連携による公共施設整備」です。

静岡県保有の庁舎は約60%が建築後30年を超えており、今後、老朽更新等多くの公共施設の再整備が必要となります。その際の手法として期待できる事例の紹介と民間事業者の視点などを聞きました。

お話をうかがった「大和リース(株)」は公共施設の集約化や複合化、多機能化、共同化などの実績をお持ちでした。残念ながら公営住宅の話はなかったので、今後、さらに調査します。

◆時々チェックしている「自治体クラウド」では、静岡県の取り組み遅れを感じました。

経済・財政再生計画では2016年度から18年度を集中改革期間とし、都道府県による支援の推進を求めています。今年度は所管の委員会を担当しますので、この点もチェックしていきます。

◆さらに取り組みが遅れていると感じたものの中に「地域活性化ファンド」の活用があります。

地域金融機関と連携した4分野(観光・ヘルスケア・ベンチャー・グロース(成長))の事例を聞きましたが、長野県や佐賀県の事例をはじめ、先進事例を聞くと、静岡県の地方創生はまだ掛け声が先行しているように感じます。地域金融機関と連携した早急なプラットホームづくりが必要です。

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