あて職

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今年度、企画くらし環境委員会の委員長を務めていますが、いわゆる「あて職」で審議会委員になっています。

「あて職」というと肩書だけでただ座っているだけ・・・みたいな印象があるかもしれませんが、議員の立場で出るとなると、それなりに勉強しておかないといけません。

昨日は「環境審議会 温泉部会」、本日は「国土利用計画審議会(写真)」でした。

今日の「国土利用計画審議会」の審議内容は、国が昨年定めた「国土利用計画(全国計画)」に基づき、「静岡県国土利用計画」を策定するもので、本県の「農地・森林・河川・道路・住宅地・工業用地」の利用について様々な方向性を定めるものです。

★国土利用計画(国交省のサイト)

今日は「骨子案」が出されたので、意見を数点述べました。「骨子案」は今後下記のサイトに掲載されると思います。

人口減少や自然災害対策、国際化(グローバル化)など時代の変化を見すえて、10年先の土地利用の方向性を検討するのですが、指標となる数値は道路や住宅地、農地などの総量をどうしていくのか・・・ということです。

今日は、「IT化」「人口減少下での既存ストックの活用」「広域連携」「全体最適」などを考慮した計画とすべきではないかという意見を述べました。

特に「IT化」は国の計画にも記載されていませんが、自動運転をはじめ在宅勤務など働き方、産業構造の変化や既存の工場のあり方などを大きく変えていく可能性があり、土地利用にも影響してくると考えます。

★静岡県国土利用計画審議会(県のサイト)

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昨日の「環境審議会 温泉部会」は、初出席でありながら(立場上)部会長を拝命し、いきなり難しい案件(継続審議となっていた「地熱発電の調査計画」)に関する答申のとりまとめを行いました。

地熱発電についてはこれまでも関心を持っており、九州電力の2つの地熱発電所を視察しています。

★地熱発電所(2013.1.29のブログ)

★エネルギーミックス(2016.4.2のブログ)

一方で自然環境の保護と再生可能エネルギーの両立は日本全体の問題です。もう少し勉強したいと思います。

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