卒業式
タイトルを見て「1月に卒業式・・・!?」と思われた方も多いと思います。
今日行われたのは南米系外国人学校「ムンド・デ・アレグリア」の卒業式。この学校はブラジルとペルーの正式な学校資格を持っている浜松市内にある学校です。
南米では1月と2月で学校の年度が変わるそうで、日本においても時期を合わせているとのことでした。
今日は在浜松ブラジル総領事館から副総領事とペルー共和国大使館から書記官をお招きするなか、幼稚園(9人)、小学部(ペルー3人、ブラジル6人)、ブラジル中等部11人、ペルー中等部(=日本の高校2年)4人、ブラジル高等部(=日本の高校3年)6人の園児・児童・生徒が、式典に臨みました。
外国人学校にはさまざまなレベルの学校がありますが、ここは母語による母国の正規カリキュラムの学習の他、日本語教育も積極的に行うなどすばらしい教育理念を持っています。
卒業生にはペルーやブラジルの大学はもちろん、日本語をしっかり習得し日本の4年制大学に進学する生徒や、語学力を生かして国境を越えて海外の大学に進む生徒もいます。
校長先生に話をうかがうと、今年はペルーとカナダの大学に進学する生徒がいるとのこと。浪人してさらに進学をめざす子もいるようです。
以前、県議会の「次世代人材育成特別委員会」では、「外国人の子どもも静岡県の次世代を担う子どもとしての支援が大切」との提言を出しましたが、国内外の懸け橋として積極的に支援すべきです。
★次世代人材育成特別委員会報告書(PDF)