AOIプロジェクト

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AIというと人工知能(artificial intelligence)を思い浮かべますが、今日は農業情報科学(Agri Infomatics)の話です。

今年夏から、沼津市にある旧東海大学の施設を活用して、慶應義塾大学、理化学研究所、県の農林技術研究所が中心となり、民間事業者もかかわった研究拠点「AOI-PARC(あおいパーク)」が運営されています。

ここでは農業の生産性向上と食や健康医療を含めた関連産業の展開が期待されています。
ここでAI農業の研究を進めている、慶應義塾大学SFC研究所 AOI・ラボ代表の神成淳司准教授、矢作尚久准教授の講演と民間事業者を含めたパネル討論を聴きました。

講演では、まず矢作先生から医療の立場から食や農との連携の話、神成先生からはITを使った農の見える化とデータベース化による生産性向上など今後の農業革新のお話をうかがいました。
パネル討論では実際にITを使って営農指導している民間事業者や農協の経営者の現場の声をうかがうこともできました。

農業の生産性向上は儲かる農業の実践のほか、食糧自給率の確保など国家的課題からも必要な取り組みです。得意分野ではありませんが、勉強しなきゃ…と思っています。

慶應義塾大学はこれまでも山形県鶴岡市にラボを設置し、バイオ関連の研究を進め、地方創生に役立っています。
AOIプロジェクトもこうした可能性を秘めた施設として今後の活用を考えていく必要があります。