12月定例会 開会

本日、12月定例会が開会しました。

補正予算は約7億円。10月の台風21号の高潮で被害を受けた漁港や港湾の災害復旧が大きなものです。

このほか、2019ラグビーW杯で、日本代表戦がエコパで行われることが決まりましたが、この試合を含め全4試合がエコパ行われることを受けPR予算が提案されます。日本代表vsアイルランドは2019年9月28日。楽しみです。

条例では、来年3月島田市にオープンする「ふじのくに茶の都ミュージアム」という施設の運営に関する条例が上程されます。

また、国民健康保険の制度改定に伴う条例制定があります。国保は主に自営業者や会社を退職した人が対象の医療保険制度です。これまでは市町村が運営していましたが、来年度から県が関与することになりました。

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今議会の注目は「総合計画」です。

パブリックコメントも予定されていますので、多くの皆様のご意見をお聞かせいただければと思います。

県は来年度から10年間の県の指針となる「静岡県総合計画(基本構想)」の策定を進めています。合わせて前期4年間の具体的な「戦略計画(基本計画)」が議論されます。

本会議終了後、全員協議会を開催し、部局長から最新の計画案の説明がありました。

9月定例会に提案された案には、議会からいくつかの指摘が出されていました。

現計画が“ふじのくに”とひらがな表記であるのに対し、新ビジョン(案)では「富士の国」と漢字表記になっていた点、私も一般質問で取り上げた「行政経営の位置づけ」、「有徳の人」の育成の継続については議会の意見を反映し、今日までに修正されました。

一方、「Dreams come true in Japan」は英語表記でわかりにくいとの声がありましたが、これは残っています。みなさん、この意味わかりますかね?

昨日までの案は下記のとおりです(本日の提案で一部修正されています)。

★総合計画基本構想(案)

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私が議員になってからの10年前、人口減少、グローバル化、IT化など社会は大きく変わりました。一方、地震防災対策やセーフティネットの充実など住民の命を守るという行政の使命は一層の強化が求められるようになりました。

世界に目を向けると人口増加、食糧問題、エネルギー問題、地球温暖化、テクノロジー進展に伴うAIやフィンテックの導入等々、ものすごい勢いで複雑化多様化が進んでいます。国連が定めるSDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)もあります。

次の10年はこうした時代潮流を踏まえる必要があります。こうした時こそ私は、現状の延長線で考えるのでなく、あるべき姿を見据えた“バックキャスティング”の発想が必要と考えています。

大枠は川勝知事の考え方を尊重したいと思っていますが、今後提起される基本計画の個別項目については、「守るべきものを守り、変えるべきものを果敢に変えていく」。こうした気概を持って進めていきます。