新春に思う

2018sunrise

「1年の計は元旦にあり」と申します。みなさまの“今年の計”は何でしょうか?充実した年になりますようご祈念申し上げます。

静岡県は2018年度からの“10年の計”となる「静岡県総合計画」の策定を進めています。

「安全・安心な地域づくり」「未来を担う人材の育成」「豊かな暮らしの実現」「魅力の発信と交流の拡大」を4つの基本方向とし、県民幸福度の最大化を目指すべく、議会の議論をはじめ、審議会やパブリックコメントなどで県民のみなさんから意見を聞き検討しています。

私が議員になってからの10年前、人口減少、グローバル化、IT化など社会は大きく変わりました。一方、地震防災対策やセーフティネットの充実など住民の命を守るという行政の使命は一層の強化が求められるようになりました。

世界に目を向けると人口増加、食糧問題、エネルギー問題、地球温暖化、テクノロジー進展に伴うAIやフィンテックの導入等々、ものすごい勢いで複雑化、多様化が進んでいます。国連が定めるSDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)もあります。次の10年はこうした時代潮流を踏まえる必要があります。

こうした時こそ私は、現状の延長線で考えるのでなく、あるべき姿を見据えた“バックキャスティング”の発想が必要と考えています。「守るべきものを守り、変えるべきものを果敢に変えていく」。こうした気概を持って進めていきます。

私の今年の計は「現場主義」。これまで以上に「現場・現実・現物」をよく見聴きし、将来を見据えて政策実現につなげていきます。今年もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。