空港経営改革 一歩前進

経営改革を検討していた富士山静岡空港。

民間への運営権譲渡における優先交渉権者が「三菱地所・東急電鉄グループ」に決定しました。

二次審査に応募したのは同グループと、双日(株)を代表とする「S&Jグループ」の2者。審査の結果200点満点中、162.1点と146.7点で前者になったということです。

審査内容は4月中旬に予定されている基本協定締結後に公表されます。路線拡大や賑わい創出による空港、および県内経済活性化につながる施策を期待します。

特に東急グループは先行事例である「仙台空港」の運営ですでに手腕を発揮しています。

★仙台空港運営事業(東急電鉄さんのサイト)

仙台空港はアクセス鉄道があることから東急電鉄のノウハウが直接活かしており、さらにアジアから東北の玄関口として積極的な路線誘致を行っています。

富士山静岡空港に対してどのような改善提案を出していただけるのか、早くお話を聞いてみたいところです。

気になる運営権設定期間や譲渡価格は今後詰めていきます。この秋には手続きが行われ、来年4月から新体制による事業が始まります。

県内経済活性化とともに、県民負担を少しでも減らせるよう、引き続き、改革改善を求めていきます。