ドットツリー修善寺
慶應義塾全国議員連盟の視察研修会を、昨日から明日までの3日間、静岡県で開催しています。
北は北海道から南は四国・徳島県まで15人が参加。
初日の9日は伊豆市修善寺にある「ドットツリー修善寺」を訪問しました。
2016年3月にオープンしたこの施設は民間出資100%2億円で建てられた12棟のオフィス付き賃貸住宅です(オフィスと住まいは離れています)。
個人にとっては食住接近による働き方改革、コミュニティにとっては移住と産業振興による地方創生、これが同時に進んでいます。
カギは「特定少数」。家賃10.5万円のターゲットは、手に職を持った人、しかも起業後少したって事業が安定してきた人。しかも1業種1社に絞り、気の合いそうなメンバーを集めたとのこと。ここが「長屋的」コミュニティ醸成のカギになっているようです。民間主導の地方創生の好事例といえます。
中心メンバー飯倉清太氏のノウハウに依るところが大きいとは思いますが、地域の特性を活かし、農業や林業を中心に据えた6次産業化コミュニティもできそうです。
今後、空き家の増加や高齢化が進みます。長屋的雰囲気を活かした新しいコミュニティ創生が必要かもしれません。