コロナ対策に588億4800万円追加（6月定例会補正予算案）
来週18日に開会する6月定例会の議案が公表されました。
「コロナ議会」になるだろうな･･･と思っていましたが、私の想定を上回る補正予算規模となっています。
一般会計補正予算案の総額は586億9600万円。特別会計を含め587億9900万円となっています。
タイトルの金額と違いますが、コロナ感染症の影響で実施できない事業の減額（▲16億1700万円）があることと、コロナ対策以外の事業費14億6500万円があるからです。
総額586.96＝コロナ対策588.48－コロナ影響16.17＋コロナ以外14.65
内容を詳しく見ていきます。
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◆コロナ対策（588億4800万円）の内訳
588.48＝①542.15＋②46.33
①新型コロナウイルス感染症対策（542億1500万円）
○感染拡大防止策と医療提供体制の整備（353億4600万円）
医療体制整備（軽症者用宿泊施設借上、病床確保、医療従事者慰労金、PCR検査センター設置･･･）、介護・障がい福祉サービス支援（施設整備、慰労金･･･）、医療機関への衛生用品配布、妊産婦の分娩前ウイルス検査支援、静岡県民支え合い基金への積立など
○学校等への支援（17億6000万円）
学習支援員・スクールサポートスタッフ追加配置、学校での感染症対策資材整備、非課税世帯等オンライン学習支援など
○生活者への支援（35億4000万円）
ひとり親家庭への臨時特別給付金、障がい者支援、雇用相談体制強化、外国人技能実習生支援、生活福祉資金貸付原資増額など
○事業者への支援（135億6900万円）
制度融資枠・限度額拡充(※)、地域公共交通支援、障がい者就労支援施設支援など
②社会経済活動の再開に向けた取組（46億3300万円）
○バイ・シズオカの推進（26億5200万円）
農林水産物の消費拡大、観光地域づくり、文化芸術活動支援など
○ふじのくにライフスタイルの創出（13億9400万円）
県庁テレワーク導入、移住情報発信、企業の自転車通勤促進、遠隔授業導入支援など
○その他（5億8700万円）
医療機器関連参入企業支援、中小企業の新たな取り組み支援など
◆コロナの影響による減額（▲16億1700万円）
東京オリ・パラ延期（7件 約13.8億円）、各種事業・イベント中止延期（31件 約2.4億円）など
■コロナ以外の補正（14億6500万円）
過年災害復旧費の増、グランシップ天井改修費の増など
このほか「国民健康保険事業特別会計」で健康増進に向けた事業費1億300万円が追加されています。
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開会日18日にコロナ関連補正予算案（◆印）を「先議」する予定です。
財源はほぼ国の二次補正で、早急に事業実施したい気持ちはわかりますが、これだけの事業を数時間で審議するというのはいかがなものかと思います。
今日以降、当局からのヒアリングと現場ニーズの把握を急ぎます。
Withコロナ、アフターコロナを考えれば、ICT戦略の強化や民間事業者への支援が必要ですが、今回、大きなものは県庁のモバイルネットワーク程度です。
取り組みを強化するよう求めました。民間事業者への支援は県を通さず国から直接支援する事業があるそうです。
また移住政策も本腰を入れてほしいところですが、今回は動画作成のみ。担当者に奮起するようお願いしました。
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私は今年度「産業委員会」に所属します。
離職者対策、就労支援、中小企業支援、1次産業支援などいろんな予算案が提示されています。
中でも上記(※)をつけたのが、以前から注目している「制度融資」です。
133億円強を投じて思い切った枠拡大を用意しています。現状把握と見込等チェックしていきます。
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事業見直しも進んでおり、この議会では16億円余の減額修正が行われます。税収の落ち込みなどが想定されてることから、今後さらに検討を進めるとしています。
またいくつかの施設の整備計画を見直し、秋を目途に方向性を示すとしています。
この対象施設のひとつに「遠州灘海浜公園（篠原地区）野球場」が上がっています。
大規模インフラとして対象となるのはやむを得ないと思いますが、昭和37年の都市計画決定以来、もうすでにかなり長い間待たされていますので、引き続き、速やかな整備を求めていきます。
見直しのポイントは、官民連携手法を急ぎ検証することだと思います。
知事は以前から「公設民営」と言っていますが、いまだにこの部分が検証されていません。
民間のおカネや知恵を借りながら、経済的、効率的な施設運営となるよう求めていきます。
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