製造業の労働生産性

12月定例会の産業委員会で「付加価値」指標の活用を取り上げました。

「製造品出荷額」は経済規模を表しますが、豊かさを表すのは「付加価値」だと考えるからです。

「付加価値」を上げるには「生産性」を高める必要があります。

中小企業のデジタル化、IoT活用支援などはそのための施策です。

その「生産性」の最新データを備忘録としてアップします。

★労働生産性の国際比較2020(日本生産性本部)

日本の生産性について、「ホワイトカラーは低く、製造業は高い」と言われていたのは昔の話。今はホワイトカラーだけでなく製造業も低位になっています。

製造業の生産性は2000年頃までは世界一を誇っていましたが、その後、伸びていません。この間、世界各国で製造業の生産性が向上しており、日本の位置が相対的に低くなってしまいました。

現状に甘んじていては、世界に後れを取ります。

スポーツでは世界を目指すアスリートが増えていますが、産業政策も世界を俯瞰して取り組む必要があります。