外国人留学生の県内就職状況
現在はコロナ禍もあり厳しい就労環境ですが、少子化や人口減少の影響で、中長期的には若い世代の採用が難しくなってくると見込まれています。こうした中、外国人留学生が注目されています。
留学生の就職サポートをおこなっている「ふじのくに地域・大学コンソーシアム」の渡邉さんと、インドネシア人のウィジャヤさんから最近のお話をうかがいました。
県内には1000人を超える留学生がいますが、令和元年度では、卒業生239人中、国内残留者は154人で、うち県内就職52人、県外就職33人などとなっています。
母国への帰国者は83人で、せっかく縁があって静岡県に来てくれたのに、残念ながらそのまま帰国する学生もかなりいます。
県内企業への就職者を増やすことは十分可能ですが、留学生側、企業側ともに情報が少なく、マッチングに至っていないケースが多いようです。
情報提供とマッチング支援がカギですね。
浜松地域でも浜松経済同友会などが積極的な活動を始めていますが、全県で取り組みを拡大したいところです。
「留学生のお話を直接聞いてみませんか?」とお誘いをいただいたので、来月、会派有志と留学生の意見交換会を行うことにしました。
どんな展開になるか、楽しみです。