4期目の所信表明
県知事選挙にどっぷりつかっていたため、しばらくブログを書いていませんでした。
やっと落ち着いてきたので今日から再開します。
写真は開票日(6/20)の25時過ぎ。最後のTV出演を終えた後、事務所に残ったメンバーで撮ったものです。
6月30日に開会した静岡県議会6月定例会で、川勝知事は今後の県政運営に関する所信を述べました。
選挙戦で訴えてきたことについて、今後は実現を図っていくことになります。その一部を簡単にご紹介します。
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◆このたび、多くの県民の皆様からのご支持をいただき、再び静岡県知事に任ぜられました。誠に光栄なことであり、深く感謝しております。すべての県民の皆様の幸せのため、誰一人取り残さない静岡県を築き上げていくために私自身が先頭に立って、全力を尽くしてまいります。今後も初心を忘れることなく、現場主義を徹底し、「広く会議を興し、万機公論に決する」という姿勢のもと、県政運営に取り組んでいきますので、皆様のご支援ご協力をお願いいたします。
◆命を守る安全な地域づくり
新型コロナウイルスの克服に向け、検査体制の強化や医療体制の確保に引き続き注力し、出口戦略としてのワクチン接種の完遂に全力を傾けてまいります。国と連携した感染症専門病院の設置も検討を進めます。
◆自然環境の保全と経済活動の両立
リニア問題は、JR東海と科学的根拠に基づいた対話を尽くし、県民の命の水と南アルプスの自然環境を守り抜いていきます。
脱炭素社会の実現は、徹底した省エネや電源構成の見直し、産業構造の転換など広範な領域で大変革が求められます。国際的な産業競争力に関わる問題でもあり、2050年の脱炭素社会の実現を長期目標とする実行計画を本年度中に策定し、本県をSDGsのモデル県にしてまいります。
◆新しい静岡時代の創造
浜名湖を中心とする県西部地域で「レイクハマナ未来都市構想」を立ち上げ、スタートアップ等の革新的技術を活用し、新たな循環共生圏を創出していきます。
浜松市や湖西市と連携してMaaSなど新交通・移動システムの構築や環境重視型の工業エリアの形成など、自然と共生し、資源を循環させる域内循環型の地域づくりに取り組みます。
◆県内経済の再生
新型コロナ危機の教訓を踏まえ地域主導型の経済政策「フジノミクス」を推進し、GDPの5割以上を占める個人消費を喚起していきます。
DXを推進し中小企業・小規模事業者の生産性向上を支援します。
医薬品・医療機器産業や次世代自動車産業など、経済成長をけん引するリーディング産業を育成します。
第一次産業へのAI、ICT導入で「農林水産業のルネサンス」を実現してまいります。
◆総合計画の策定
以上に加え、人口減少への対応、誰もが活躍できる社会の実現、人財の育成、医療福祉の充実、スポーツの聖地づくりなどを基本に、来年度から4年間の基本計画を策定し、“ふじのくに”づくりの総仕上げへの道筋を明確なものとしてまいります。