水道事業の広域化による経営基盤の強化

【田口】

水道事業の経営環境は厳しさを増している。

県は「静岡県水道広域化推進プラン」を検討しており、プランは各市町の「水道事業の経営戦略」がベースになっている。

厳しい状況を認識している自治体もあるようだが、解決のための有効な手立てを見いだせずにいると感じている。

さらに一歩踏み込んだ広域化の対応などを進める必要がある。

【高畑 くらし・環境部長】

水道広域化推進プランは、県内を5圏域に分け、目指す方向性を広域化の推進方針としてまとめた。

遠州圏域では、来年度から共同調達など事務の共同化の議論を進め、施設の共同化についても検討していく。

市町等は令和7年度までに経営戦略の見直しを行うため、料金改定、効率化などとともに広域化について積極的に検討するよう働き掛けていく。

プラン策定を通じ具体的に検討、協議を行う体制が整ったため、プランを起点に広域化を一層促進し、経営基盤の強化に取り組んでいく。