起業支援
満開の桜に癒された一日でした。
私はフェイスブックをやっているんですが、今日は桜の投稿がとても多かったですね。
今夜からの雨が心配ですが、7日の入学式までなんとか持ってもらいたいですね~。
さて、昨日のブログで書いた3月末の九州視察で1ヵ所だけエネルギーに関係ない視察先があったのですが、これがなかなかのヒットでした。
写真のポスターには「Be the first penguin !」と書いてあります。
NHKの朝ドラ「あさが来た」でも紹介されたようですが、「最初に飛び込むペンギンになろう」という、起業家のみなさんへのメッセージです。
この訪問先は「おおいたスタートアップセンター」。大分県産業創造機構が運営している起業支援施設です。
大分県は人口116万人、大分市と別府市に人口の約半分60万人が集積している県ですが、ご多聞に漏れず人口減少や事業所の廃業などキビシイ経済環境下にあります。
そんな中、大分県は、平成24年度からスタートアップ支援事業を推進。26年度までの3年で、「スタートアップ1000」に取り組み1154件の創業支援を行いました。
平成27年度、長崎県で同様の事業に携わっていた国東市出身者を所長に招き、2期目の事業をスタート。29年度までの目標を1500件に設定し手取り組みを進めています。ちなみに初年度は順調に推移しているとのこと。
“県”が取り組むポイントは、“山頂のつり上げ”と“すそ野の拡大”を同時に進めること。また地域人材(IM=インキュベーションマネージャー)の育成を進めることということでした。
起業家支援施設には通常IMがいるのですが、大分県はIMそのものを増やすために大分県内でIM養成研修を行ったとのこと。
IM研修は「日本ビジネス・インキュベーション協会」が実施しており、平成27年は全国で128人が受講しています。
「地方創生は人財育成から」、これは昨年度の特別委員会で学んだことです。起業支援もまず人財からということですね。
静岡県には東中西にそれぞれ支援施設があり、IMさんもいらっしゃいますが、地方創生のためにはさまざまな地域での活動が求められるのではないでしょうか。
静岡県にも著名なIMがいらっしゃいます。私はお会いしたことはありませんが、ぜひお話を伺いながら、本県でのIM育成を進めてはどうかと考えます。
(ご参考:静岡県内の起業支援センター)