群馬県交通安全条例
H26.12月、議員発議によって制定された「★群馬県交通安全条例」についてヒアリングしました。
群馬県議会は、H26.3「交通安全対策特別委員会」を設置しました。
付議事項は、①交通安全基本条例の制定、②交通安全環境及び施設整備、③交通安全思想の普及啓発の3点です。
設置の背景は、①十万人当たり交通事故発生率が高いこと、②初心運転者交通事故者比率全国ワースト1などとなっています。
その後、7回の委員会開催、2回の委員間討議、PTAなど6団体からのヒアリングと交通事故分析センター講師による勉強会を開催し、条例制定につなげました。同時に「群馬県の交通安全対策に関する決議」を議決しています。
特別委員会の審議記録を見ると、「三ない運動」に関するやり取りが、激しくたたかわされたことがうかがえます。(群馬県議会の議事録はちょっと見ずらいですね・・・)
決議のポイントは、①交通安全教育の行動計画を作成して推進すること、②運転免許取得は本人及び保護者の希望により取得できるようにすること、③自転車損害賠償保険への加入促進の3つです。
条例前文では・・・、「三ない運動を推奨してきたが、自転車事故の多さやマナーの悪化が問題した」と指摘し、子どもから高齢者まで交通安全教育を実施することが必要とし、以下、条文では、安全運転教育などに関する県や市町村、事業者の役割や学校等における交通安全教育の推進などを記載しています。
バイクの「三ない運動」を条例で緩和したのは、群馬県が全国で初めてです。
私もこれまで2回、本会議で取り上げてきましたが、教育委員会へ問いかけるだけではダメですね。
初心運転者事故率や中高生の自転車事故件数の推移を調査し、交通安全教育の必要性を訴えていきます。また普通免許の取得も含め、あり方について議論していきたいと思います。