スタートダッシュ方針
静岡県議会2月定例会は2月20日から3月16日までの25日間開催され、川勝知事提出の81議案をすべて可決成立しました。ふじのくに県民クラブは全議案に賛成しました。
平成29年度当初予算も昨年のような修正はありませんでした。川勝知事が来年度のスタートダッシュを図るとした方針を備忘録的に書いておきます。
キーワードは「海外」「産業」「安全安心」といったところでしょうか。
私はこれらに加えて「持続可能な自治体経営」を付け加えてH29年度も取り組んでいきます。
◆「ジャパニーズ・ドリーム」の展開と発信
「ポスト東京時代」に代わるキーワードで本県の特色を海外に発信していきます。
<戦略1>スポーツの聖地づくりとスポーツ王国しずおかの復活(53億円)
今後行われる2つのビッグイベント「2019年ラグビーW杯」「2020年東京五輪・パラリンピック」に向け施設やアクセス道路の整備を行うとともに、ジュニアアスリートの発掘、育成を進めます。
<戦略2>世界水準の次世代産業の展開(10億円)
3つのクラスター事業「ファルマバレー(医療健康産業)、フーズサイエンスヒルズ(食品関連産業)、フォトンバレー(光・電子技術産業)」の推進とともに、次世代を見据えCNF(セルロースナノファイバー)やアグリ・インフォマティクス(ITを使った農業技術)などの技術開発に取り組みます。
<戦略3>世界に開かれた観光・通商・外交の実践(4億円)
中国・韓国・モンゴル・台湾・東南アジア・米国の重点国(地域)を中心に、地域間交流を進め、訪日観光客誘致に取り組みます。
<戦略4>世界クラスの資源の発信(56億円)
(仮称)富士山世界遺産センター(富士宮市)、茶の都ミュージアム(島田市)などの整備を進め、県の特色ある資源を発信します。また2020年東京五輪・パラリンピックにおける「文化プログラム」の展開に向け取り組みを進めます。
<戦略5>すべての子どもを大切にする社会づくり(88億円)
生活困窮世帯の子どもを対象とした教室の開催やひとり親家庭への支援強化、外国人の子どもの教育支援基金の設置など幅広い支援を進めます。
◆“ふじのくに”づくりの総仕上げ
平成29年度は「総合計画後期アクションプラン」が最終年度を迎えることから、重点8項目を継続して推進します。
①大規模地震への万全の備え(418億円)
②内陸のフロンティアを拓く取組(344億円)
③新成長産業の育成と雇用創造(178億円)
④エネルギーの地産地消(3億円)
⑤人口減少社会への挑戦(502億円)
⑥多彩な人材を生む学びの場づくり(295億円)
⑦健康寿命日本一の延伸(367億円)
⑧富士山を活かした地域の魅力づくり(53億円)