平成26年度予算編成の課題
来年度当初予算編成に向けた県の方針が示されました。
★平成26年度当初予算編成要領(県のサイト)
先日の一般質問で財政の危機的状況を取り上げただけに、昨年度とどう変わっているか、注目していました。
財源不足は430億円。それを解消すべく、基金の取り崩し(250億円)と歳出削減(180億円)を予定しています。
歳出削減のため、効率化のための数値目標(シーリング)が、25年度の△10%から△15%に厳しくなっています。
15%削減の対象となる「投資的経費」と「政策経費」等は、本来、県民サービス向上のための予算ですが、これが年々削られている事になります。
この数字をみると確かに厳しいとも言えますが…、残念ながら「予算編成要領」の文書を読む限り、ほぼ前年のコピペです。これで危機意識の共有化が図れるでしょうか…。
地震・津波対策アクションプログラム2013が策定されたこと、総合計画の基本計画が新たに策定されること、消費税増税など国の地方財政対策が読めないことなど、いくつかの変化点があるにもかかわらず、ドラスティックな変化は見えません。
「ああ、またか・・・」で終わらず、抜本的な見直しにつなげないといけません。
今後、決算審査で24年度の数値を元に、歳入歳出をチェックしていくとともに、12月に予定している予算要望で一層の行財政改革を求めていきたいと思います。