篠原地区野球場整備に関する川勝知事答弁
昨日から県議会本会議では代表質問が始まり論戦がスタートしました。
ふじのくに県民クラブ 伴 卓 議員の「野球場に関する今後の進め方と取り組み姿勢」の質問に対し、川勝知事は下記のとおり答弁しました。
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県民の皆様やスポーツ団体等から意見をいただき「公園の配置計画に関する比較検討プラン原案」を作成し2月議会で示したが、新型コロナウイルス感染症が拡大する中、人々の生活様式や行動の変化のみならず、社会全体のあり方にまで影響を与えている。
公園については、オープンスペースとしての重要性が再認識され、整備する施設についても新しい配慮が必要になると想定される。
こうしたことから、すでに示した比較プラン原案については、アフターコロナに対応した施設とするために必要な見直しを行うこととした。
見直しにあたり、現在、国が進めている「新型コロナ危機を契機としたまちづくりの方向性」に関する検討の状況や、他の野球場等における先進事例を参考にすることはもちろんだが、社会全体がアフターコロナへの対応を模索している状況を踏まえると、我々が先頭に立って、アフターコロナ時代にふさわしい球場での観戦、ITを活用した新たな観戦スタイルを考える必要がある。
まさに新たな時代の先進的事例となる野球場を造ることになるということで、見直しには相応の時間がかかる。言わば見直しをせざるを得ない絶好の機会と考える。
先日、浜松市長、浜松商工会議所の重鎮の皆様がお見えになり、会頭からは、野球をされる方はもちろん野球観戦を楽しみにしている多くの人たちにも、一流選手の華麗なプレーをじかに見ることのできる野球場整備について、重ねて熱烈なご要望をいただいた。
新型コロナウイルス感染に全然めげていない。私は非常に頼もしく感じた。昔のうたに「憂きことの なほこの上に 積もれかし 限りある身の 力ためさん」というのがあるが、私は全くめげておらず、同じように地域の人たちが、これに対して強い思いを持っているということに百人力を得た思いだ。
遠州灘海浜公園(篠原地区)がスポーツの拠点として、より多くの県民の皆様に利用されるよう、今後ともスポーツを取り巻く様々な状況の変化を注視し、利用方法や社会経済情勢の変化等に適切に対応しながら、本公園の基本計画を、着実に進めていく。
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都市計画決定からすでに58年が経つ公園整備ですが、コロナ対応により基本計画策定が予定より遅れるのは残念ですが、ある程度やむを得ないと考えます。
知事の言にあるとおり、「先頭に立ってアフターコロナ時代にふさわしい球場」を整備していくという気概をもって、スピード感をもって取り組んでいきます。