馬込川河口部の水門工事(視察報告①)

8/8-9の会派視察。最初の視察先は馬込川河口で進む水門工事現場でした。

浜松市沿岸域では2020年に天竜川から浜名湖今切口まで17.5㎞にわたり、レベル2(最大クラス)の津波に対応した防潮堤が完成しています。

その間にある馬込川を遡上する津波対策は、河川堤防のかさ上げと河口水門の2案が検討されましたが、費用対効果などを考慮し水門方式となりました。

水門幅は約90ⅿ、扉体は30ⅿで3門設置されます。先週見た堀留川水門が約15ⅿ×2門でしたので、“ドでかさ”がわかります。

この工事が昨年度から始まり、現在、水門本体の基礎工事が行われています。水門を支える基礎杭は鋼管製で、最大直径1.2ⅿ、長さは31.5ⅿで235本を地中の岩盤まで埋め込んでいました。

工事は令和9年度に完成する予定です。完成後はレベル2クラスの津波に対し、住宅浸水を89%低減すると見込まれています。馬込川は浜松市中心部を流れていますので、こうしたみなさんの安全・安心が高まります。

7/7、県はインフォメーションセンターを設置し、平日限定ですが事前予約制で10名以上の団体の見学に対応しています。VRで水門イメージも体感できます。数家族で集まって、夏休みのお子様の社会見学にいかがでしょうか?

詳しくは下記サイトをどうぞ。

★浜松市沿岸域津波対策事業(静岡県のサイト)