懺悔録

10/22(水)、平木副知事が臨時記者会見を開き、令和8年度当初予算編成における財政状況を説明しました。

報道各社も大きく取り上げていますので、詳細は記載しませんが、県のサイトをご紹介します。

★令和8年度当初予算概要

この中にある「令和8年度当初予算編成方針」「静岡県の財政状況と今後の取組方針」に詳しく書かれています。

これを受けた昨日の定例会見で、記者から問われた康友知事は「もっと早く気づいて手を打ってほしかった」とコメントしていました。

そりゃそうでしょうよ…

ここに至った理由はいろいろありますが、とりわけ「資金手当債」に対し、常々警鐘を鳴らしてきた私としては忸怩たる思いがあります。

言い訳になってしまいますが、これまで本会議で取り上げてきた会議録の一部をご紹介します。

★資金手当債に関する本会議質問(PDF)

今思うと、限られた時間とはいえ、詰めが甘かった…と反省しきりです。

先週行われた決算特別委員会(総務分科会)で、私は「①実質収支47億円の黒字」「②資金手当債」について質し、下記のとおり意見を述べました。

①については、ウソではないが「黒字」という伝え方に問題があり、「単年度収支」、「実質単年度収支」まできちんと公表すべきであり、しかも行政用語はわかりにくいので、わかりやすく伝えることが重要。

②は「退職手当債」「行政改革推進債」とも償還原資となる財源ねん出が全く不十分であり、事業の廃止・見直しが不可欠。

・・・という趣旨です。

行財政改革を最優先政策とし「未来にツケをまわさない」をスローガンにしてきた私としては、公約実現どころか、14年半、何も仕事をしてこなかったと評価されても仕方ない状況になってしまいました。

とは言え、「今より早いときはない」。

14年分の仕事を取り戻すべく、財政健全化に全力で取り組みます。