決算特別委員会①(退職手当債)
静岡県議会は昨年度から、決算特別委員会を“分科会”方式にして、常任委員会単位で開催しています。
所管の総務分科会(委員会)は、6-7日に開催され、私は次の質問をしました。
1.退職手当債
2.貸借対照表の純資産の見方
3.県内市町の三セク債の活用状況
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退職手当債は25年度、予算と同額の60億円を起債しました。これは24年度実績額とも同額です。
国からの補てんもなく、資産形成にもつながらない退職手当債は、忌避すべき起債だと思います。
他県では、年度ごとに起債額が変わっていたり、発行をやめたり、工夫の跡が見られますが、静岡県はどうも認識に欠けているような気がします。
60億円の起債による利子は、約8億6千万円となります。正確な表現ではありませんが、60億円の起債は利子8億6千万円の債務負担行為に相当します。そういう認識を持つべきではないでしょうか…。
退職手当債の発行はH27年度までとされていますが、県の退職者は今後10年ほど、まだ高い水準で推移します。
来年度もたぶん発行するのでしょうが、H28年度以降、どうなるのか関心があります。