産業委員会の質問
産業委員会1日目、所管の経済産業部の審査を行いました。持ち時間は答弁を入れて概ね50分。
私の質問テーマは次のとおりです。
◆総合戦略・「社会移動を転入超過」にするという成果指標達成における経産部の取り組み
社会減対策でもっとも期待されるのが産業・雇用政策ですが、総合計画の焼き直しではいけません。7240人の転出超過を経済産業部の中でいかに解消するか、その部門別計画になっていることが大切です。質問では指標を二つとりあげました。
Q.目標指標「就業者数」8千人増の意味は? 8千人増によって△7240人は0になるのか? 8千人増のために、各課が何をやるのか、明確になっているのか?
→大切なのは目標管理。部の中で誰が何をやるのか、ベクトルを合わせて欲しい。
→安定的雇用確保は可処分所得の増加につながり、少子化対策にもつながる。
Q.最も効果的なのは「企業誘致」。工場用地のタブレットカタログや活動強化は評価するが、誘致目標は判で押したように年間100件。人口減少対策にはもっと誘致が必要では?これによる雇用誘発や 転入効果の相関分析はできているのか。
→どうしたらPDCAを回せるか考えて欲しい。
→KPI指標を達成するために、各課、職員一人一人はなにをやるのかを明確にすべし。
◆「地域経済分析システム(RESAS)」の活用
先日のブログでも書きましたが、私たちには非公表となっている「産業マップ」の分析状況について質問しました。
Q.誰がどのように使っているのか?
Q.市町の総合戦略策定支援はどうしているのか?
→産業マップの分析状況、公表できる範囲で公表してほしい。
◆海外展開の動向
4年前の調査と進出企業数を比較すると、中国は112%程度ですが、チャイナ+1としての東南アジアへの進出意欲は高く、タイ・ベトナム・インドネシアの3カ国は約150%。インドは数はまだ少ないですが180%となっています。
Q.動向をどう見ているか?
Q.東南アジアビジネスサポートデスクの活動状況は?
→当初と違い、今は労務費対策ではなくマーケットとしての期待から進出している。
→危機感を持って国内の企業立地政策を進めて欲しい。
◆企業局と経済産業部の関わり
Q.今議会で湖西工水の値上げが提案されているが、企業立地政策としては逆インセンティブになっている。産業政策としてどう考えるか?
→企業局は独立採算ゆえに企業に負担を求めるが、産業政策としてそれでよいか考えるべき。
◆就労支援
Q.くらし・環境部の「ふじのくにに住みかえるセンター」の設置は一歩前進と評価。しかし日本中で移住定住の取組を推進しており工夫が必要。UIターン就職サポートセンターと一体化する必要はないが、
ネットの活用など情報がわかる仕組み必要では?
Q.県の就職情報サイトをどう評価しているか?
Q.大学との協定締結にむけた動きはどうか?
Q.新卒採用 ・就活期間後ろ倒しの県内企業への影響大。サポート体制は?
◆高齢者雇用促進
Q.先ごろ公表した「ふじのくに型人生区分」では76歳までを壮年後期として現役として期待している。雇用促進とも大いに関係するが、シルバー人材センター活用目標の見直しなど検討すべきではないか?