地熱開発の行方

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県西部ではほとんど報道されていませんが、伊豆半島南端に近い南伊豆町では地熱発電の可能性調査を進めようとしています。

3.11以降、再生可能エネルギーが注目されていますが、地熱発電は国内でも利活用に期待されている資源のひとつです。

一方、地熱開発は温泉地域で行われることから、温泉資源への影響が懸念されており、その適正性評価に県の「環境審議会」が関与しています。

昨日、これを審議する「環境審議会 温泉部会」が開催されました。

写真データは「伊豆新聞」の切り抜きです。見えにくいかもしれませんが、記載のとおり、今回私たちは、この申請について「要綱から外れている」ことから「不許可」としました。

委員のみなさんは温泉の専門家で、私だけが門外漢。法規制や過去の経緯を学ぶとともに、現場を見に行くなど非常に多くのことを勉強させていただきました。

こうした事業には非常に難しい判断が求められますが、さまざまな声を聴きながら将来を見据えて検討をしていく必要があると感じます。

今年度の審議は終了しましたが、来年度に向けては、また動きが出てくるものと思われます。多くのみなさんに注目していただきたい事業です。