公共事業の論点

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名古屋で行われた「公共事業の論点と評価・検討手法」というセミナーに参加しました。

アベノミクスで公共事業の歳出圧力が高まる中、講義を受けてますます難しい課題だと感じました。

講師からは「大型事業から地域内資本循環を高める事業に」、さらに「産業基盤整備型から生活・地域社会型に」などの見解が示されました。

ユニバーサルデザイン化や地域の安全確保に努めること、地場の事業者に発注するのはもっともな話ですが、今後も大型の防災・減災事業は不可避ですし、「内陸フロンティア」のような産業基盤整備など、まだやるべきことはあると思います。
講師は「自治体が誘致した工場の閉鎖・撤退」を事例に挙げていましたが、成長戦略をどう考えるのか、手をこまねいているわけにもいきません。

「日本は公共の概念が欧米に比べて広い」との話も。この点は民間の力を活かすことを、もっともっと考えないといけませんね。

写真は名古屋テレビ塔の展望台からの風景。お昼休みに上ってみました(600円)。最大の公共事業は「まちづくり」というのを痛感します。

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