天浜線の経営改善
天竜浜名湖鉄道の運賃改定申請が、中部運輸局に提出されたことは、すでにマスコミで報道されています。4月1日から、初乗り運賃を170円→200円に引き上げるなど平均で13.9%の引き上げとなる見通しです。
利用者には厳しい内容ですが、天浜線の経営環境を考えると止むを得ないと思います。
この元となる中期経営計画(H26~30年度)が公表されました。
天浜線の今後の経営の方向性は、平成24年度に「天竜浜名湖鉄道の経営分析と将来展望」プロジェクトチームによって検討されました。
結果的に「存続」することになったわけですが、今回の中期経営計画を見ても課題が多そうです。
今後の方針は・・・、
「コスト削減の努力を継続しながら、鉄道事業収入をはじめ総収入の増加に努め、収支構造の改善と公費負担の軽減を図る」
「安全で安定した列車運行を持続するため、老朽化した鉄道設備の改修や想定される大規模地震対策を計画的に推進する」
・・・などとしています。