議会人事と副知事3人制を議決

集団的自衛権の憲法解釈やベトナムでの暴動など大きなニュースが相次いだ今日1日。静岡県議会では臨時会が開催され「議会人事」と「副知事選任」を議決しました。

★議会人事

正副議長の辞任にともなう選挙の結果は次のとおりです。

◆議長

○多家一彦(自民改革会議) 65票

              無効  3票

◆副議長

○伊藤育子(自民改革会議) 39票

 岡本護(ふじのくに県議団) 24票

 蓮池章平(公明党県議団)  5票

ふじのくに県議団は、「議長は第1会派、副議長は第2会派から選出すべき」と考え、議長選挙は自民改革会議の議長候補者に、副議長はわが会派の候補者に投じました。

結果的に副議長選挙では会派20人+4票を得ましたが、圧倒的多数の自民改革会議の候補者が当選しました。会派構成上、結果は明白でしたので、やむを得ないところです。

伊藤育子副議長は、静岡県政史上初の女性副議長となりました。これはこれで、男女共同参画時代にあって、すばらしいことだと思います。

正副議長は公正な議会運営が求められますので、国政では会派を離脱します。静岡県議会では会派離脱はしませんが、不偏不党、公平公正な議会運営に期待したいと思います。

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「常任委員会委員」、「特別委員会委員」の選任も行われました。

私は「総務委員会」の副委員長と、「次世代人材育成特別委員会」委員となりました。

◆「総務委員会」は経営管理部や出納局、人事委員会、監査委員事務局など行政経営の根幹を所管しています。またあわせて「危機管理部」も所管しています。今年度は「行財政改革」と「防災対策」を重点的にチェックしていきます。

◆「次世代人材育成特別委員会」は、将来の静岡県を支える人材育成を目的に、就労前の世代を対象に「文・武・芸」のあり方を検討します。

今日、早速第1回の特別委員会が開催され、「ものづくり県静岡の将来を担うため、産業支援も視野に、グローバル人材や技術者の育成を進めてはどうか」との意見を述べました。

課題は非常に幅広いですが、後世のために良い議論を深めたいと思います。

このほか特別委員会として「人口減少対策特別委員会」も設置されました。1年間かけて、これら2つの喫緊の課題解決に向け、議会としての提言を策定していきます。

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★副知事選任議案

県政史上初となる「副知事3人制」議案が全員一致で承認されました。

2年前、「行財政改革に反する」として「副知事3人制」に反対した自民改革会議も今回は賛成しました。

もちろん「ふじのくに県議団」も賛成。

賛成討論では、会派を代表して田内浩之議員(湖西市)が、「3人の副知事の役割を明確にし、スピード感を持って、全庁一丸となって取り組むことに期待する」、「コスト増に対してはこれまで以上に行財政改革を進めてほしい」、「課題解決に向け、議会もしっかり議論していきたい」など意見を述べました。

副知事は、生え抜きの大須賀氏が経営全般、元国交省の難波氏が「防災対策」や「インフラ基盤整備」、財務省官僚の髙(たか)氏が「人口減少」「経済対策」「内陸フロンティア」などを分担します。

ちなみに他の都道府県で副知事3人以上となっているのは下記の7自治体です。

4人 愛知県

3人 東京都、大阪府、北海道、福岡県、京都府、新潟県、奈良県

目に見える成果が得られるよう、私たちも政策研究を進めます。

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今日は朝から盛りだくさんでした。

09時 会派役員会○

10時 会派総会○

10時30分 本会議(議長選挙)○

<休憩> 議会運営委員会○

再開 本会議(副議長選挙・副知事選任議案など提案)○

<休憩> 総務委員会

<休憩> 総務委員会終了後 会派政調会○ 会派総会○

<休憩> 議会運営委員会○

再開 本会議(委員長報告、討論、採決)○

閉会後 本会議場で新副知事あいさつ○

15時50分 議会運営委員会協議会(新メンバー)

16時10分 常任・特別委員会委員長会議

16時15分 常任委員会 協議会(新メンバー)○

16時45分 特別委員会○ 17時10分頃終了

○は私が関わった会議です。バタバタの一日でした。特に会派内の会議ではけっこう頭を使いました。宿題もたくさんいただきました。

明日からもガンバルゾ~!

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