辛口ほど効きますね

Img_2399久しぶりに 北川 正恭 氏(元三重県知事・早稲田大学大学院教授)の講演を聞きました。

地方議員に対する辛口のご指摘を多々いただきました(かなりキビシかったです)。

7年間、議員をやってきましたが、当初の問題意識が徐々に薄れてきていないか、「まあこんなもんか…」で済ませていないか、自分を振り返る良い機会になりました。

基本に戻ること、そして住民目線で政治に向き合うことの大切さを、あらためて認識しました。

何度も聞いた話ではありますが、基本を忘れぬよう、備忘録的に書いておきます。

・地方議会の役割として、地方から国を変えるという気持ちが必要。

・地方分権一括法施行以来、自治基本条例が200数十自治体で制定されているが、議会基本条例は500を超えている。さらなる議会改革が必要。

・議会は議決権者としてのプライドを持ち、二元代表として民意の反映に努めるべき。

・チェック機能は必要な役割のひとつだが、政策提言、立案、調査をしっかりやるべき。

・議員、会派のあり方は、追認ではなく、PDCAを回すことが必要。

・政策は夢物語ではいけない。合理的、科学的に検証できるものにすべき。

・政策条例策定に取り組むべき。

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私からは「今後の行財政改革の進め方」について質問しました。

「基本は予算の最小化とアウトカムの最大化」ということでしたが、公会計改革やファシリティマネジメント、ICT活用、マイナンバー、県民とのコラボ、自己改革(カイゼン)などをおススメいただきました。

これまで取り組んできたことですが、お墨付きをいただき、意を新たにしました。

面白かったのは、三重県時代に「人事・総務」を改革したということ。三重県の取り組みを調べてみようと思います。