国際バカロレア
「国際バカロレア(IB)」といってもあまり馴染みはない方が多いでしょうね。詳しい説明は下記をご覧ください。
★国際バカロレア(文科省)
国内ではインターナショナルスクールが多いですが、高校(学校教育法1条校)では6校が認定されています。静岡県内にも「加藤学園暁秀高校」があります。文科省は今後5年間で、IB認定校を全国で200校にする目標です。
この認定校のひとつ、福岡県にある「リンデンホールスクール中高学部」を訪問しました。
大迫校長はIB日本アドバイザリー委員会委員などを務め、国内のIB普及に取り組んでいる、IB教育の第一人者です。
日本の学生は、小中高と大学進学をめざして「受験勉強」にいそしみます。特徴は「暗記して覚える」、「偏差値で計り受験する」ことと言えます。
しかし、グローバル化やIT化を踏まえると、このままでイイのか…、と思います。
確かに「覚える」ことは必要ですが、それをいかに活かすか、すなわち「考える」ことに、私はもっと力を注ぐべきだと思っています。
これを実践するのが「IB」です。
私は話を聞くまで大きな勘違いをしていました。
「IB」は単なる“英語教育”、“英語を使った教育(イマージョン教育)”ではなく、国際的に通用する人材育成のためのプログラムだということです。英語での授業が注目されますが、それだけではありません。
10の特徴を漢字一字で表すと次のようになります。
「究・知・考・話・義・寛・仁・挑・健・省」
なんとなくイメージが湧いてきませんか?
今後は日本語でのIB教育も実施されます。今後増やす目標のIB認定校は、日本語での教育になるでしょう。
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この他、「九州グローバル産業人材協議会」を訪問。ここでは留学生と企業とのマッチング事業を行っています。
日本人の人材育成ではありませんが、広義の次世代人材ということでは、グローバル企業の支援につながります。
静岡県でも「地域・大学コンソーシアム」がスタートしますが、その役割のひとつとして期待できます。