9月定例会開会

静岡県議会は今日から9月定例会がスタート。
市議会のみなさんは、そろそろ閉会のところもあるようですが、こちらの論戦にもご注目いただければと思います。

初日の今日は知事の提案説明。
冒頭、今回提案されている、職員の不適切な事務処理による損害賠償金についてのお詫びがありました。不祥事のたびに繰り返される“お詫び”ですが、根本的な内部統制機能の欠如だと思います。

県政の諸課題として知事が述べた中から、3点記載します。

「富士山静岡空港」は、7/8に国の検討会議で、首都圏空港の機能を補完する空港とされ、重要性が高まっている。需要増が見込まれる2020東京五輪に向けて、新幹線新駅の共用開始をめざし、全県を挙げて取り組む。

2016年の「主要国首脳会議(サミット)」等の誘致については、県と静岡市、浜松市が連係して、富士の国ならではのおもてなしを提供したい。10/16に、各界の代表者による「誘致推進会議」を設立する。

「危険ドラッグ対策」は、不動産事業者との協力体制が整った。今後も地域との連係を図りながら、販売店の撲滅に努める、としています。

本件については、閉会後、会派として川勝知事に「危険ドラッグ対策の促進と規制条例の早期制定を求める要請書」を提出しました。
安心して暮らせる社会づくりに向け取り組みます。

また今日は平成25年度決算資料が配布されました。

監査委員からは、
「県税増収により単年度の財政指標は改善傾向だが、今後一層厳しさを増すと考えられるので、今までにも増して財政健全化への取組を推進させる必要がある」
「個人県民税収入率は平成21年度以降の全国最下位から脱出し43位となったが、依然下位グループであり、引き続き市町と協働で対策を進め、より一層の徴収強化に努められたい」
「港湾整備事業特別会計では、土地の売却が進んでおらず、基金が枯渇する可能性がある」
など、厳しい指摘が出されています。

膨大なボリュームですが、所管委員会分を中心にPDCAサイクルが回っているか、チェックします。

次回の本会議は30日。代表・一般質問が始まります。

次の記事

公会計改革最前線