民主主義は最悪の政治形態?

「民主主義は最悪の政治形態ということが出来る。これまでに試みられてきた民主主義以外のあらゆる政治形態を除けば、だが。(ウインストン・チャーチル)」

今通常国会にはさまざまな重要法案が提出されています。大阪市では「大阪都構想」をめぐる住民投票が行われています。

昨年末の衆議院選挙や統一地方選挙では、低投票率や無投票が話題になりました。その一方で、選挙権年齢の引き下げが議論されています。

“お任せ民主主義”という言葉があります。野球の試合を見ている観客と同じで、政治を見ているだけ、あるいは評論家ばかりになっている気がします。

「どこかで誰かがやってくれる」という時代はもう終わっています。税収がたっぷりあった高度成長期はそれでよかったのかもしれません。

しかし時代は「人口減少」「少子高齢化」に転じています。今こそ国民一人一人が“主権者”であるという認識を持つ必要があるのではないでしょうか。

ちょっと古い資料ですが、総務省のサイトに次のようなものがありました。

★常時啓発事業のあり方等検討会

「国や社会の問題を、自分の問題としてとらえ、自ら考え、自ら判断し、行動する」主権者を目指すとしています。

若者の政治参加を進めるには、その前段、社会に出る前の主権者教育が大切かと思います。

2月定例会で、同じ会派の曳田議員(沼津市選出)がこの問題を取り上げました。

静岡県選管は、昨年度、中学3年生を対象に4校で“出前授業”を行ったとのこと。

カリキュラムや高校受験でなかなか時間をとるのは難しそうですが、受験勉強が大変なら、高校1年生でやればイイと思います。

市町の教育委員会と選管の協力が必要となりますが、工夫できないか考えてみたいと思います。

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