オレゴン州とポートランド市(ポートランド視察報告1)

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5月9日(火)から15日(月)まで、阿部卓也議員、鈴木智議員と3人で訪米。全米1住みたい街として有名なオレゴン州ポートランド市を視察しました。

視察テーマは大きく「都市再開発」と「防災対策」。またそれらを支える「先進的な住民参画のしくみ」です。数回に分けて視察報告をアップします。

最初に視察地についてです。

(1)オレゴン州

米国北西部、ワシントン州の南に位置。人口403万人。面積は日本の本州と四国を合わせたよりやや大きい。富山県と友好提携を締結しています。県内では掛川市とユージン市、袋井市とヒルズボロ市、御殿場市とビーバートン市が姉妹都市提携しています。

年間9か月は雨が多く、夏場の7-9月は晴れ間が多い。この気候によりアウトドアグッズが発達している模様で、オレゴンの人々は雨でも傘を差さないのが印象的でした。

(2)ポートランド市

オレゴン州北部にあり、コロンビア川をはさんでワシントン州と接する同州最大の都市。人口約60万人。ビーバートン市やヒルズボロ市など周辺の都市圏人口は約170万人。

人口は増加しており、特に近年、シリコンバレー周辺地域の物価上昇等により、当地からIT起業家などがポートランドに流入しているとのこと。

街中には魅力的な雑貨店や飲食店が多く、人口当たりの飲食店数は全米1といわれレベルが高い。

1900年前後に建てられた建造物を再利用したまちづくりを行っています。ダウンタウンは碁盤の目になっており、1ブロックが小さくなっており、これも歩いて楽しめる理由の一つです。

バスや路面電車などが発達しています、クルマの路上駐車も許可されており、交通体系が共生しています(エリアによって時間制限アリ)。

面積はかなり違いますが、静岡市や浜松市のイメージに近い地方都市圏であり、都市再生のモデルになりうると考え調査しました。