静岡まるごと移住フェア

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東京・有楽町で行われた「静岡まるごと移住フェア」を視察しました。

今回は、県が単独で行う初めての移住相談会で、県内35市町中28市町が移住相談ブースを出展する大規模なモノでした。

市町ブースの他、UIターン就職サポートセンターなどによる就労案内や民間事業者による住まい相談も同時開催。さらに会場内のセミナースペースでは移住者の体験談の他、静岡県の魅力の発信、就職(転職)事情のセミナーを開催するなど盛りだくさんの内容でした。

11時の開始から1時間で100組を超える来場者があったほか、私は15時前までしかいませんでしたが、終了までに220組 約500人の相談者があったとのことでした。

同日別フロアで愛媛県も同様のイベントを開催しており、担当職員さんからお話をうかがいましたが、来場者は静岡県が圧倒的に多く、同所で全国の自治体をサポートしている「NPO法人ふるさと回帰支援センター」の高橋理事長からも、「静岡人気をあらためて感じた」との評価をいただきました。

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この「移住促進」の取り組み、私には思い入れがあります。

2014年7月、たまたま時間ができたので、当時、東京に開設されたばかりの「U・Iターン就職支援センター」を当日アポをとり突然視察。

その足で他県事例も知りたいと、アポも取らずに山梨県の取り組みを調査に、いきなり東京交通会館を訪問しました。

そこで出会ったのが、「NPO法人ふるさと回帰支援センター」のみなさん。山梨県の取り組みをご紹介いただくと同時に、「静岡県の移住ニーズに対し県の取り組みが弱くもったいない」とのお話を、高橋さんからいただいたのです。

県にその話をすると、さっそくアクションをとり、当時、文化観光部の所管だったこの事業をくらし・環境部に移管し、静岡県相談窓口の開設につながったという経過があります。

★U・Iターン就職支援(2014.7.22のブログ)

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静岡県への移住人気はあいかわらず高く、「ふじのくにに住みかえるセンター」の活動の成果を感じます。

今後は来場者アンケートをしっかり分析し、効果的なPRや当日必要とされている情報を整理し、会場ディスプレイの改善など、次回につなげていくべきでしょう。

また首都圏における情報発信については、現在検討されている「(仮称)ふじのくにショールーム(アンテナショップ)」や、既存の「東京観光案内所」、「UIターン就職サポートセンター」、さらに東京事務所との効果的な運営が必要となります。

引き続き効果的な県のプロモーションにつながるよう研究します。

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西伊豆町では東京の大学生ボランティアがブースのお手伝い。

ユニークな取り組みです!

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