2月定例会閉会

静岡県議会2月定例会は2月20日から3月18日までの28日間開催され、新型コロナウイルス感染症対策やリニア中央新幹線などさまざまな話題について熱い議論が闘わされました。

令和2年度当初予算や4月18日に任期満了を迎える吉林章仁副知事の後任に出野勉氏(元知事戦略監、前富士山静岡空港(株)社長)を迎える副知事選任議案など知事提出77議案をすべて可決成立しました。

また「新型コロナウイルス感染症対策」と「リニア中央新幹線整備」の2つの重要施策に関する決議、5つの意見書を議決したほか「ハンセン病問題の全面解決を求める請願」を採択しました。

この定例会はこれまでに例がない濃い審査日程でした。

国の2月補正予算に速やかに対応するため補正予算などを開会日に“先議”したほか、コロナ禍対策については常任委員会で集中審査を実施し、さらに議会閉会日に補正予算を追加審議しました。

「リニア中央新幹線整備」では危機管理くらし環境委員会にJR東海副社長を参考人招致し見解を質すなど初の対応を取りました。

残念な話題もありました。コロナ禍によるマスク不足が続く中、インターネットオークションにマスクを出品した議員に対し、ふじのくに県民クラブと公明党静岡県議団の共同提案により「問責決議」を行いました。県民のみなさまから負託を受けた議員として襟を正して活動してまいります。

このほかにも川勝知事の発言を巡る最大会派との対立により議会運営への影響が懸念されましたが、川勝知事が代表質問への答弁で「ごめんなさい」と謝罪。コロナ禍もあり大きな政局混乱には至らず胸をなでおろしました。

後日、議会レポートを作成します。予算なども近日中に報告します。